配当も阿波太郎です本日はマハトマガンディ
獄中からの手紙について紹介を致しますどんな作品かといいますと
理不尽でどうしようもない状況に置かれても力強く前向きに生きる知恵と勇気を与えて
くれる
歴史的名著です特に誘惑に流されやすく
自己管理が苦手な方 d
リーダーシップを求められる立場にある方イライラしやすい方
理不尽な環境の中で耐え難いストレスを抱えている方にぜひ手に取っていただきたい一
冊です
ガンディーといえば暴力ではなく心の強さによってインドを独立に導いた
20世紀で最も偉大な政治的精神的指導者の1人
と言われていますただそんな彼も若い頃は極度な人見知りでさらに得意なこともやり
たいことも特にないコンプレックスにまみれた人だったのです一体どのようにして
ガンディーは自分を変え世界を変えるような偉人へと成長したのでしょうか
そこで今回は元 b の壮絶な人生を振り返りながら
彼の思想と行動原理の真髄が納められた代表作を基にこれからの時代を生きるヒント
皆さんと一緒に探っていきたいと思いますそれでは参りましょう
ガンディ獄中からの手紙さあまずはこの動画の全体像からお示しいたしますこの作品を
読む上でのキモは
なんといってもガンディーの波瀾万丈な人生を押さえておくことですそのため動画の
前半は背景知識として彼の人生について詳しめにお話をさせていただきます
モーガン d については十分知ってるよという方は今はスライドに出ている時間まで
スキップして本編をご覧になって頂ければと思いますぐっ
絵的には元 b 流 self control 私は何者かであるは危険である
これからのお金の使い方以上3つのテーマに沿って進めてまいりますさあ
というわけで早速背景知識から b ていきましょう
もう判断すかラムちゃんとかんっていい彼は1869年現在のインド西部の小さな国だ
いう付
裏家庭の末っ子として生まれました父親は国の最小を務めるほどの有力者で周囲からの
信頼も厚い人物でした
一方息子のガンディといえば人と話すことも勉強もスポーツも苦手で
とにかく自分に自信がない引っ込み思案な子供だったそうですまた多くの
コンプレックスを抱えていたせいか
第二近所の不良たちと付き合うようになっていき
タバコを吸ったり使用人の部屋からお金を盗んだり
ヒンドゥー社会で禁じられている肉を口にしたり両親を悲しませる行為を繰り返してい
たといいます
しかし16歳の時彼はある出来事をきっかけに心を入れ替えることになります
それは尊敬していた父親の表紙です自分の欲望の周り
好き勝手生きていたガンディーは親の死に目にも立ち会うことが出来ず自分のこれまで
の行動を深く反省しこれからは何があっても人として正しく生きると誓いました
それから彼は猛勉強の末大学に進学し弁護士資格を得るためにイギリ
スへの留学を決意します当時のインドはイギリスの植民地であったため
そう国で弁護士業を営むにはイギリスの弁護士資格試験を突破する必要がありました
そこで21歳のとき
ガンディーは念願の弁護士資格を取得しインドに帰国することになります当時出世や
名誉に対する欲望が人一倍強かったが
d はこの資格さえあれば自分もいずれは父親のような立場になれる
もしかしたらそんな期待を持っていたのかも知れませんですが弁護士として
実際の現場で働くことはそんなに甘いものではありませんでした
いざ法廷で被告人を弁護しなければならないという肝心な時に
引っ込み思案であったガンディは自分の
主張を力強く押し通すことができなかったのです
その結果仕事の依頼が来なくなってしまい
彼は実技のどん底に落ちていきましたしかしそんなある日のこと
とあるインド商人から一本の連絡が入ります
うちの会社の顧問弁護士をやってもらえませんか
正しい場所はインドではありません南アフリカは視点です引き受けてもらえません
でしょうか
もちろんガンディーニ断る理由はありませんのでこの仕事に一縷の望みをかけ
彼は南アフリカに旅立ちますちなみに当時の南アフリカは
ガンディーにとって完全なる会えるのと
家ではありませんでしたこの国もまたイギリスの植民地であり
インド人のて化石労働者が何万人も住んでいたのです
ただ多くの道方達がいる中で働けるという点においては良い環境だったのですがこの国
は一つね深い闇がありました
それは人種差別です元 vivo 南アフリカで
弁護士として働き始めて間もなく忘れられないほど屈辱的な差別を受けたと言います
ある日ジョー距離列車の1等車に乗っていたところいきなり駅員が現れ彼にこう言い
ました
ここは白人が乗るところだ貨物車に打つへ
しかしガンディはこれに抵抗しましたいやー私は切符を買ってここに座っている
です目的地に着くまで降りるわけにはいきません
すると餌金はどこかに消えなんと警察官が代わりにやってきました
そして彼に掴みかかり無理やりと中露駅で引きずり降ろしたのです
自分を後に去りゆく列車を見ながらガンディーはこんな理不尽な世界があっていいのか
と
怒りそして失望しましたしかしこの衝撃によって
南アフリカに住む同法たちの人権を守るのだという使命感が生まれ
ついにガンディーの中に眠っていた偉大なるリーダーの才能が覚醒することになります
彼は理不尽な差別行為や法律に対抗するため署名活動やスピーチなどさまざまな活動を
もらいましたその中でもとりわけ有名なのかサティアーグラ派と呼ばれる運動です
覚えにくい言葉ですがここではざっくり非暴力不服従の抵抗運動のことだとイメージし
てください
つまりイギリス政府が作った意地悪なルールに我々インド人は従いませんし暴力も使い
ませんよと言ういっ
非表示をするわけです例えば当時の南アフリカの一部の地域ではインド人を
押さえつけるために重税を課したり
インド人同士の結婚を認めなかったり意図的に理不尽な法律を作っていましたそんな中
ガンディーは政府の作った悪法なんか守らなくていいですとその代わり一切の暴力は
行使せず全員で逮捕され
税
全員で投獄されましょうと同法たちに訴えたのですはじめは政府も
忌々しインド人目と容赦なく逮捕していたようですが
当然刑務所にも収容人数の限界というものがありますさらに釈放してもまた平気な顔を
して逮捕されにやってくるわけですから
まさに究極の我慢大会です
それを承知の上でガンディはサティアーグラ葉を相手が折れるまで繰り返したのです
その結果ついに政府がもう見解だと音を上げ
1914年インド人救済法と呼ばれる新たな法律が成立しますこれによってインド人に
対する中税が廃止されさらにはインド人同士の正式な結婚も認められるよう里奈
たのです南アフリカにわたってから約20年引っ込み思案で不安そうな雰囲気を漂わせ
ていた
かつてのガンディーの面影ばもうありません大きな使命を果たしたという充実感そして
修羅場を乗り越えて手に入れた本物の自信とリーダーとしての覇気を纏ってダンディは
1915年ついにインドにが以前します祖国で
はガンディーの南アフリカでの活躍が知れ渡っていたため彼は英雄として熱烈な歓迎を
受けました
そしてノーベル文学賞を受賞したインドの大詩人タゴールと面会しサンスクリット語で
偉大なる魂を意味する
マハトマという特別な呼び名を授かり
マハトマガンディーと呼ばれるようになった
のです一方当時のインドの状況はどうだったかと言いますと
宗教たい差別貧困といった問題が山のように積みあがっていましたそこでガンディは
解決の糸口を探ろうとインド中を旅して回りました
しかしそんな中支配国であったイギリスが盛り上がり始めたインドに対して危機感を
抱きとんでもない法律を
制定しますその名もローラっと方これはインド人を捜査令状なしで逮捕
桐谷ができるという法律でインドの人々が自由を求めて暴れ出さないようにするための
いわゆる治安維持法でした
実はこの法律が作られるほんの数年前第一次世界対戦があったのですが
イギリスは植民地であるインドに対して
この闘いに協力すればある程度は自由にしてあげるよと取引をしていたのです
そこでインドは独立のため店仕方がないと苦渋の決断で
未来ある若者を戦地に送り込み何万人もの命を犠牲にしました
ところが戦争が終わるといいですわあれそんなこと言いましたっけと手のひらを返し
さらにローラー
っと方をつくってこれまで以上に高速しようとしてきたのです
となりますとインドの人々は皆イギリス目
裏切ったらと怒り心頭ですこれを受けてガンディは次に南アフリカで発動させた伝家の
宝刀
非暴力不服従という手段によってイギリス政府に対抗することを決断します
具体的に何をしたか
と言いますとインド人全員で喪に服し断食を行ったのですもちろんここだいう断食とは
ただ食事を摂らないという単純なものではありません
男児供するために全てのお店が営業を停止しすべての学校が休校になり
すべての工場が稼働を止めるのですつまりわかりやすく言ってしまえば
1個人が勝手に緊急事態宣言を発令するようなものですそんな国家レベルのことを個人
レベルでやれてしまうのが
マハトマガンディーなどですそれだけではありません
さらり彼はイギリス製の服は買わないでください自分たちで粒医大とで服を作りそれを
着てくださいとインド中に呼びかけ
できる限り国産品を愛用するように働きかけましたそして自身も毎日必ず1時間糸車を
回し
布おりましたガンディの写真を見ますとよく知ろう
犬のが体にぐるっと巻きつけられていますがこれが勝り
糸車によっておられたものなのですまたガンディーの格言の一つに
my life is my message つまり私の生き方こそ私のメッセージ
なのだという言葉があります
彼は綺麗な言葉を並べたてるだけの人ではなく自らの一挙手一投足によってみ
主の心に強烈なメッセージを届けるリーダーだったのですこのような働きかけによって
インド人たちの抵抗運動はより強くより激しくなっていきました
しかしそれでもイギリス政府はインドの独立を拒んでいたダメ元 d は
機暴力不服従文堂新たないってを講じ
世界に衝撃を与えます
それが仕様の更新です当時インドには宴税法と呼ばれる悪名高い法律がありイギリス
政府以外は塩を集めたり売ったりできませんでした
そんな中カンディは海岸まで386キロある
長い道のりを204日間かけて更新し
堂々と自分の手でシゴを取るという一風変わっ
あった抗議運動を行ったのですご存知のようにインドという国は多くの言語宗教人種が
入り混じった複雑な多様性社会ですしかしどんな立場の人であれ
塩は生活に欠かすことができませんそこでガンディーはインド人であれば誰もが不満を
持っているであろう園税法に目をつけ自らそれおい
破ってみせましたこれをすることによって彼はバラバラだった大衆の心が一つになり
インド独立に向けた起爆剤になると考えたのですしかしイギリス政府もインド人たちが
自分たちのほうを犯している姿を黙って見過ごすわけにはいきませんから
容赦なく弾圧をしました民衆たちは一方的に殴られますが一切反撃もせず
福住もしませんでしたこの子をの更新によってガンディーを含む約10万人以上の人々
が逮捕されることになるのですがそれでも抵抗運動の流れは収まらず
イギリス政府はついに諦めますそして仕様の製造許可を許し
逮捕者を一斉に開放したのです
この全世界が注目した仕様の行進の後元 d はイギリス主催の円卓会議に招待され
国王や各界の著名人などと活発な人的交流を展開していきます
そして1935年にインドは州レベルでの乳を勝ち取り
1947年にはついに一つの国として独立を果たす
ことになりますしかしこの結果にガンディは不満でしたなぜならインド国内にいる
イスラム教度と品分京都が仲良く手を取り合い
一つの国として独立することが彼の夢だったからですしかし実際には両者の溝は最後
まで埋まることはなくインドとパキスタンという2つの国に分かれて独立してしまった
のです
そこでガンディは両社が手を取り合う場で私は断食をしますと宣言をし理想を訴え続け
ました
そんな中1948年1月31
ニューデリーで開かれた集会で演題に向かっていたガンディーの目の前に突如狂信的な
品るー原理主義者が現れなんと彼に向けて3発もの銃弾を浴びせ
たのですガンディーはその場に倒れ薄れゆく意識の中で自分の手をそっと額に当てまし
た
これはイスラム教の世界でそれでも新たを許すという意味のチェスチャーだったそう
ですそして彼はゆっくりと目を閉じ
78年間続いた劇的な生涯に幕を閉じたのです
さあ背景知識はここでおしまいですへ今回紹介させていただく作品は
ガンディー菓子をの更新によって逮捕された際国中で弟子たちに向けて書いた手紙に
なりますこれまでお話ししてきた内容を踏まえたうえで今から彼の手紙の中身をのぞい
てみたいと思いますひとつ目のテーマは元 b 流セルフコントロールです
では行きましょう遠い昔ある真理の探究者
悩んでいました自分を苦しめる者たちを許すべきかそれとも打ちのめすべきか彼が最終
的に出した結論は相手を許すことでした
当初は自分に害を与えてくる人間たちをどうにか懲らしめてやりたいと思っていたよう
です
しかし彼は力によって解決しても自分が本当に探し求めている心理にはたどり着けない
ということに気づいたのです
他人を打ち負かそうと躍起になっている人は全身をしておらずただその場に立ち尽くし
ているだけに続きませんその一方で相手を許せる人は自ら前進しさらには的
対する人間すらときに仲間として引き連れ
共に歩んでいくものなのです
はいこれ食べます自分に害をなす人を打ち述べしたい
やられたんだからやり返したいおそらくみなさんもそんな衝動理科られたことがあるの
ではないでしょうか
まずここで押さえておいて頂きたいのは暴力の根底にあるのは人間の欲望だということ
です
つまり相手を打ちのめしたいという欲望が暴走しそれが思う
お手に出てきたものが暴力なのですそこでガンディはその欲望に打ち勝つためには何
よりもまず自分を正しく制御する力を身につけることが重要だと考え
弟子たちにいくつかの戒律を示しそれを守るように伝えますさあ
その戒律とは一体どんな内容だったのでしょうかそれでは続きを見ていきましょう
私たちはミラー多かれ少なかれ
盗みの罪を犯しています許可なく人のものを取る行為だけでなく自分が必要としない
ものを受け取ることもまたこの戒律に抵触します
例えば入りもしない果物をもらったりまた自分が食べられる以上の量をもらったりすれ
ばそれは盗みだ
と思ってください私たちの多くは自分が本当に必要としている量に意識をむけません
それどころか自分の必要量を勝手に増やして自分で自分のことを盗人にしているのです
ですから私たちはこの戒律を守り自分にとって不必要なものを極力減らす必要があり
ます
なぜならこの世界の悲惨な貧困の多くはこの二頭の戒律が守られないことによって発生
しているからです
そしてもう一つこれとは別に人間の精神をはるかに貶める
最も陰険な盗みがありますそれは心ひそかに他人の持ち物を手に入れたいと願ったり
貪欲な目を向けたりすることです例えば
は断食をしている人が他人が食事をしているところを見て心に飲食の喜びを思い描く
ならばそれは断食版だけではなく
盗みの罪を犯していますさらに言えば断食ゴリ
あれを食べたいこれを食べたいと騒動することもまた同じ罪を犯していると思って
ください
はいここで食べますこれは
埠頭の戒律と呼ばれるもので一言で言ってしまえば自分の必要量以上のものを持ったり
欲しがったりしてはダメですというルールのことです
要するに世界の貧困の根本にあるのはこういった人間の欲望などでそれを私たちが率先
して戒めなければならないんだと説いているわけですそう
してもう一つ本書では無償いうの戒律と呼ばれるものが登場します
埠頭の会じそちょっと似ていますが6所有の戒律というのは要するにものを溜め込ん
じゃダメというルールのことです
いったいなぜガンディーはもん
を蓄えることを弟子たちに禁じたのでしょうかさあ
では続きを見ていきましょう所有という言葉は将来の為に何かを蓄えることです真理を
探究するものにとって明日に備えて何かを蓄えるという考え方は不要です
今すぐ捨ててください多くの富を持つものは入りもしない余計なものをふんだんに食べ
com
結局はそれをなおざりにし浪費しています一方多くの貧しい者たちは食べ物がなく今も
上によって亡くなっているのです
もしこの世界の一人一人が必要なものだけを所有するのだら誰も困窮することはなく
万人が満足に暮らせるでしょう
とはいえ貧しい者は100万長女になりたがり
100枚
長者になれば今度は億万長者になりたがりますつまり日常生活を送るにあたって十分な
物資を手に入れたとしてもまだ足りないまだ足りないと満足することはないでしょう
ですから誰もが心の満足を得られるように支援するのが社会の務めでありもうすでに
十分な飛び終えている人々は
たる
を知ることの大切さがより広がるよう努めなければなりません文明という言葉の本当の
意味は需要と生産を増やすことではありません慎重かつ果敢に欲望を削減することです
このことだけが唯一
人類に真の幸福と
満足感をもたらす方法なのです入っ心と思いますつまり欲望をなくすのではなく欲望を
減らすことを元 d は目指していたというわけです
ただ誤解のないようにしていただきたいのですが彼は資本家を否定しているわけでも
なければ
かといって国が財産を召し上げてそれを国民に平等に分配するような世界を覗い
飲んでいるわけでもありません彼が求めていたのは一言で言ってしまえば人類の
マインドセットです
つまり一人一人が自分の目の前にある財産家族そして肉体といったあらゆるものに対し
てはがものが大するのはやめましょうとそうではなくて
神様の所有物を一時的に預かっているだけだと思考やた
井戸を切り替えば照度入っているんです誰もがこういう風に考えればこのように人間が
所有できるものなど何一つなくなり
どれだけものを持っているように見える人でさえも受託者であって所有者ではなくなり
ます
このように人々の志向や態度を切り替えることによって
ガンディーは暴走をし続ける現代人の欲望にブレーキ
をかけようとしたというわけです本書には今紹介したような厳しい戒律がずらっと並ん
でるんですがここまで聴いていただいて皆さんはどんな印象を受けましたでしょうか
ちょっと現実離れしすぎじゃないか難しすぎでガンディしができないんじゃないか
おそらくいろんなお考えがあると思います
ただガンディはそういったリアクションがあることを分かった上でこの手紙を書いて
いるんです
いったいなぜガンディはこんなにも難しくこんなにも苦しいことで子たちに求めたの
でしょうか
さあでは続きを見ていきましょう私の戒律に恐れをなしあるいは
とてもかなわぬことに失望し努力することを
諦める必要はありませんそもそも近いというのは最初から完全にそれを実行できると
いう前提で立てるものではありません
自分の想い自分の方は自分の行動
それをゴールに向け続け誠実な努力をし続けるという意味で誓いを立てるのです
以下にそれが困難であろうとその理想リム
て信念を持って努力することこれがすなわち人間の生存の目的なのです
はいここで留めますガンディーは様々な無理難題を弟子たちに要求していましたが実は
本人もそれが限りなく困難なものだと分かっていました
しかしそれでも彼はリーダーとして自分たちが進むべき方向性
すなわち理念を示していたのですつまりいきなり全ての欲望を捨てたり
すべての蓄えをゼロにしたりすることはできないけれど少しずつ減らす方向に近づいて
いくことはできるよねと言っているわけです
というわけで一つ目のテーマはここでおしまいですでは2つ目の私は何者かであるは
危険であるというテーマに移ります
では行きましょう謙虚さというのはパンなる競技や礼儀作法ではありません
また訓練によって身に着けるものでもありませんそれを教え込んでしまえば謙虚では
なく
偽善になって
しまいます本当に謙虚な人は自分の謙虚さを意識していないものです想像してみて
ください
私もあなたもこのどこまでも広がる宇宙の1分子に過ぎないのです
現身の生命としての人間の存在は本当に儚いものです人生100年
そんな月日など延々から見れば
一瞬の出来事です大海の一滴の水は自らを何者かであると意識することはありません
ただ広大な母体の中に溶け込み海と一つになっているのです
ところが1滴の水が大海原を離れその存在を主張し始めるとどうなるでしょうか
いっときの休息を得た後たちまち蒸発し
後片棒
なく消えてしまいますこれは私たち人間も同じです
自己中心の鎖を断ち切り大いなる海に溶け込むことで初めて自分が人間であることの
喜びや尊さに気付くのですそして本当に謙虚な人物は休むことを知らない海のように
たゆまず動き続けています
常に自分以外の誰かを思い自分の命すら
投げ出す覚悟で生きているのですはいここで留めます
元 b は本書で謙虚さとは他の戒律と同じかそれ以上に重要であると説いています
にもかかわらずそれを戒律の一つに加えなかったのは謙虚さとは
意識によって実践さ
れるものではないからですまた海の話にもありましたように
ガンディーは自分が何者かであるという考えを戒めています
もしそういう考えを持ち始めると自分の言っていること
自分の行っていることは絶対に正しいのだという思い上がりが生まれてしまうのです
そうではなくて人間はどんな人であって
も間違いを犯すし自分以外の誰かの助けや社会という母体がないと生きられない
小さくて弱くて不完全な存在なんですと
それをわかっていれば自分の言っていること考えていることが100%正しいなんて
思えるはずもないし
謙虚に自分の言動を見つめ直すことができるでしょうし自分
外の誰かのことを思いやる気持ちも自然とわくでしょうとそのようにおっしゃっている
わけです
そしてもう一つがアンディは人間の本性に備わっているべき規範として本書の最後にす
わー dac という概念を上げますすわーデイシイというのはわかりやすく言って
しまえば
国産品愛用のスローガンのこと
です背景知識の時にガンディーが糸車を毎日1時間ぐるぐる回してその普及に努めてい
たというお話をしましたがあの活動こそまさにすわーデイシイの実戦だったわけです
一体ガンディーはどんな考えを持ってすわーデイシイを推し進めようとしていたの
でしょうか
またなぜ諏訪デイシイを人間の本性
に備わっているべき規範と考えたのでしょうかさあ
というわけで最後これからのお金の使い方というテーマに移りますではいきましょう
すわーデイシイは本来人間の本性に備わっている行動規範ですが今日ではすっかり忘れ
られていますまず諏訪デーシード第一の務めは身近な隣人達に奉仕して
たり助けたりすることですこれはもちろん隣人以外の人を犠牲にしてもいいという話で
はありません
むしろその逆で隣人に対する純粋な胞子は巡り巡って自分から遠く離れた場所に住む人
の利益にもつながるのです
そしてこの諏訪デイシイの原理を社会に還元した場合私は糸グルー
ろ普及こそ最も重要な政策であると気づきました
今日のインドにひしめく何千何百万という民衆ロ
誰もがすぐに理解し実践できそして生活の糧にできる奉仕活動はないものかと
私はずっと考えていましたその時これらの諸条件をすべて満たすものが
糸車であると
いう結論に至ったのですもちろんその糸車で作った副菜身にまとい
後は外国勢品ばっかり買っているというのでは困りますこの糸車の普及は
すわーデイシイを実践するうえで絶対不可欠な一歩でしかないのです本当に素はデイ
シイの意味を理解している人は注意深く自分の取り巻く状況に目を9分
ありますたとえ外国製品より品質がを取りあるいは値段が高かったとしても自分たちの
土地の製品を優先しできる限り隣人達に奉仕するように努めるでしょう
忠は dac をやみくもに崇拝しすぎることは危険です外国製品というだけでそれら
を全て排斥すること
室の悪い国産車
員を普及させようとすることこういった行動は国民の貴重な時間とお金を奪う
愚かな行為ですすばでー氏の精神を忠実に守る人は世界中のいかなる人やモノに対して
も悪意を抱きません
国産品を愛用することで誰かを憎んではならないとです入っここで留めます要するに
ガンディーは自分
んの消費や投資を多くのよくわからない人に向けるのではなくまずはあなたにとって3
時から人に向けてあげてくださいと呼びかけたわけです
今で言えば例えば知り合いのお店で服を買ったり近所のレストランでご飯を食べたり
自分の近くにいる人素通りせずにご贔屓にしてあげてくださいねと
ているようなイメージです一人ひとりがそういった隣人への愛を持って支援するような
気持ちでお金を使うようになると地域社会が潤い
雇用が生まれ国全体の経済が回り始めすると巡り巡って遠くの誰かを助けることにも
つながるというわけです
そう考えますと井戸車を回すという行為はただ単純に
国産品愛用運動や独立の症状ではなく
今まさに限界を迎えつつあるグローバル資本主義の次を見据えた新たな経済のあり方を
示していたのかもしれません
自らの振る舞いそして生き方によって世界を導いた20世紀最大の指導者
マハトマガンディ彼の人生に込められたメッセージ
人は何だったのか本性を手がかりにその答えを探して見ていただければ幸いですはいと
いうわけで獄中からの手紙
以上でございますいかがでしたでしょうか実は今回ヒンドゥー教の聖典
バガヴァッドギーター利するが獄中からの手紙にするか非常に選書に悩んでおりました
ただガンディーの方が誰にとってもし
たし見やすそうでしたので今回はこちらの作品を選んでみました
楽しんでいただけたでしょうか最近では単純にものの良し悪しではなく特定の誰かを
応援したいとか近くのあの人を助けたいとかそういった理由でお金が使われるケースが
多くなってきました
今から100年前のインドでそういう消費のあり方を進める運動が起こっていたという
のはなかなか今っぽい話興味を引く内容だったのではないでしょうか
もし気になった方がいらっしゃれば是非実際に手にとってチェックしてみて頂ければと
思います
この動画が面白かった参考になったという方は高評価コメントなど頂けますと嬉しい
です
またはチャンネル
の登録もよろしくお願い致しますではまた次の動画でお会いしましょうありがとう
ございました
[音楽]