配当も阿波たのです本日はローマ皇帝マルクスアウレリウスの自省録について紹介を
致します人間関係健康お金私たちは日々の暮らしのなかで何かしらの悩みを抱えながら
生きていますその中には調べればすぐに解決できたり人に話すだけで心が軽くなったり
するような小さな悩みもあれば
自分の力ではどうすることもできない人にも話せないといったデリケートで難しい悩み
があったりするものです
こういった八方塞がりの状態に置かれ苦しくてしょうがないという時に救いの手を
差し伸べてくれるのがこの自省録という古典です本書はローマ帝国の皇帝でありさらに
哲学者でもあった
マルクスアウレリウス
ユースが自分のために書き綴ったプライベートなノートいわば日記のような作品になり
ますしかしその文章から浮かび上がってくるのは誇り高き英雄の姿でもあらゆる煩悩を
克服した
聖人君子の姿でもありません苦しい寂しい
逃げたいそんな状況の中でも自らの言葉によって心に灯をともし
必死に生きようと
する小さくてか弱い人間そのものの姿なのです
一体アウレリウスは自省録の中でどのようなことを自分に語りかけ
その心を支えていたのでしょうかまた彼が紡いだ言葉は私たちにどのような知恵と勇気
を分け与えてくれるのでしょうか誕生から約2000年
今なお世界中の人々から
圧倒的な支持を得ている古典の最高峰にして当チャンネルで最も多くのリクエストを
いただいた作品です
ご視聴にあたって予備知識は一切入りませんのでどうぞリラックスして最後までお
楽しみください
それでは参りましょうマルクスアウレリウス自省録
さあまずはこの動画の全体像からお示しいたしますはじめに本書を読む上で最低限知っ
ておく
大背景知識としてマルクスアウレリウスの人物像と彼が生きた時代について簡単にお話
をいたします
その後自省録の内容を賢さも才能もない私え
対人ストレスを無効化する思考法心を整える night routine
という3つのテーマに分けて進めていきたいと思いますでは早速背景知識から見ていき
ましょう
マルク2
アウレリウス彼は西暦121年ローマの名門貴族の過程に性を受けました
う晴れ月病弱であったアウレリウスは学校に通う代わりに家庭教師をつけてもらい
ギリシャ語ラテン語音楽数学といった様々な学問に触れる機会を得るのですが中でも彼
の心を魅了したのが哲学でした
ちなみに
に当時のローマ社会で哲学といえばストア派が主流であったと言われています
ストア派というのはこのチャンネルで何度も登場していますが
古代ギリシャにおいて0んという哲学者が作った学派の一つで実践的な禁欲主義をその
特徴としますまた英語のストイックという言葉の語源となっていることでも有名です
そしてアウレリウスは当時のローマで一流と言われていた学者たちから直接ストア哲学
の指導を受け本格的に哲学の道を志すようになっていきました
一説によればあまりに哲学に夢中になりすぎて
ギリシャ風の粗末なマントを身に纏いながら勉強をしそのままの格好で地べたで寝ると
いうまさにストイックな生活を一時
していたそうです母親が再三注意したことでその習慣は改まったようですが
哲学者になりたいという情熱は決して収まることはなかったと言いますしかしそんな
夢見る少年を待ち受けていたのは残酷な現実でした
14歳になって成人を迎えると政略的な結婚離婚再婚などに巻き込まれていき
なんと若干
18歳にしてローマ皇帝の候補者にあげられたのですこの時アウレリウスは自分の夢が
今まさに断たれてしまったと絶望しました
彼が心から望んでいたのは莫大な富でも輝かしい名声でもありませんでした
哲学者として生きることただそれだけだったのです
捨てきれない夢逃れられない運命その狭間で
アウレリウスは何年も葛藤し苦しみ続けました
そして39歳の時ついに第16代ローマ皇帝として即位することになるのですさあでは
ここから少し話題を変えましてアウレリウスが活躍した
当時の時代背景についてざっくりお話をさせていただきます
西暦96年から180年にかけての約100年間
ローマ帝国は5人のメイクによって五賢帝時代と呼ばれる
人類史上稀に見る平和と繁栄の時代が築かれました
ただこの時期がずっとローがの絶頂期であったかといいますと実はそうではありません
特に五賢帝時代の末期にはい民族の侵入によって
国家の安全が脅かされたり謎の疾病が流行ってローマの人口の3分の1が失われたり
洪水や基金といった自然災害が頻発したりするなど時代の波はうねり
荒れ狂っていましたそんな大変厳しい状況の中
一国のリーダーとして舵取りを任せられたのが最後の語検定
マルクスアウディ
憂鬱だったのです彼はもともと読書と瞑想を愛する内向的な平和主義者であったと言わ
れていますしかし即位してから亡くなるまでの約20年間
皇帝としての激務をこなしながら外敵から国家を守るために自ら軍を率いて戦争に
明け暮れるという怒涛の日々を過ごしていました
またそんな中私生活でははが交通
次々と病気などで失いさらには最愛の妻にも先立たれるなど絶えざる悲劇に苦しめられ
続けますしかしそれでもアウレリウスの精神が腐ることも砕けることもなかったのは
幼少期から学んでいた
ストア哲学の実践があったからと言われています
具体的には1日の終わりに瞑想星
その日の自分をゆっくりと振り返り思ったことをノートに書き留めるといったシンプル
なルーティンを習慣にしていたのです
そして彼が異民族討伐のために遠征した際就寝前に書き綴っていた自分との対話の記録
それが自省録というわけです構成としては断片的なメモ書きが羅列されているだけなの
で完成さ
れた作品としての美しさはないのかも知れませんですが作りこまれていないからこそ一
つ一つの言葉にはアウレリウスの息遣いや肉声のような響きが残っており私たちはそれ
にじかに触れることで深い感動を味わい英気を養うことができるわけです
さあここまでよろしいでしょうかこれからいよいよ本編に入ってまいります今回の動画
で
は自省録の中からいくつかをおさえておきたい文章をピックアップしそれらを3つの
テーマに沿って分かりやすく紹介をさせていただきます
まず一つ目は賢さも才能もない私へというテーマです
では行きましょう君は自分のことを賢い頭もない優れた才能もない人間だと思っている
ようだ
歯科
しそれらを持たないことが君の価値を損ねたり
生きることの障害になったりするほど大きな問題なのだろうか
この世界にはそんなものを持ち合わせていなくても自分の力を発揮できることなど
いくらでもある
例えば誰に対しても誠実で親切であること
欲に溺れた生活を送っ
がないこと気高く優れた精神をもっていること
こういった徳のある人間になれるかどうかは生まれつきの才能や能力ではない君次第な
のだ
廃校れ止めますアウレリウスほどの人物であっても自分には賢さも才能もないと言って
いたのにはちょっと驚いてしまいますが
確かに校庭になりたくてなったわ
ではないのでもしかしたら自分なんか一国のリーダーとしての器ではないと自信を失う
ような経験もたくさんしていたのかも知れませんそんな中彼は得を磨き
良い人間であろうと努めたわけですがここで注目したいのはアウレリウスが実践した
欲望のコントロールですストア哲学といえば
禁欲主義とかストイックとか
どうしても辛いイメージが先行しますが実はすべての欲望に蓋をするような極端な考え
を推奨するものではありません
自分の欲望の対象を自分次第でどうにかなるものとそうではないものにスパッと聞い
わけで全車によくを集中させて生きていくそれが基本的な考え方になりますつまりあ俺
流スはもって
生まれた賢ささいろーといった努力ではどうにもならないものをほしがっている自分を
内省によって発見し自分の力でどうにかできる範囲の事に集中せよと戒めたわけです
さあ
では続きを見ていきましょう何もかもうまくいかない
誰だってそんな日はあるけれど怒ったりガッカリしたり不満を持ったりするのはよく
ない
失敗に打ち負かされたのなら再びその場所に戻ればいいだけじゃないか
たとえ上手くいかなかったとしても自分の行いが人としてふさわしいものであったの
ならこれでよかった
のだと満足すればいい何より今君自身がもう一度チャレンジしようと立ち上がり
戻るべき場所に戻ろうとしているというその事実を愛してあげるべきではないだろうか
入っここで留めます何もかもうまくいかないことは生きていればよくあることですか
やはりアウレリウスも例外ではなかったようですその上で彼は別の章で次のように述べ
ます
プラトンの理想国家を望んではいけないどんなに小さなことであっても一歩前に進んだ
のならそれで満足しさらにその結果は大したことではないと考えるのが入っここで留め
ます
なるほど決して理想通りの結果が得られているわけではないけれども
向かっている方向は間違っていないしちょっとでも前に進んで
いるならいいじゃないかと愚直に1歩1歩進んでいくしかないんだとそのように自分に
言い聞かせているわけですね
またプラトンの理想国家を望むなとありましたがここは大事なポイントですプラトンと
いえば古代ギリシャの大哲学者であり
あのソクラテスの弟子として知られていますそんな彼が望んだ理想国家とは
なのでしょうかひと言で言ってしまいますと哲学者を頂点とする国家のことです要する
に人間は大きな権力や富を持つとそれを世のため人のためではなく自分の欲を満たす
ために使うことがありますとそこで哲学をきちんと学び
私利私欲に惑わされない人に国の舵取りを任せるべきなんじゃないでしょうかとそれが
実現
出来なければ国もそこに暮らす人もみんなが不幸になってしまいますよとそのように
プラトンは考えたわけです
ちなみにこの思想が誕生したのは彼の師匠であるソ kura ですが不当な裁判に
かけられ処刑されてしまったことがその背景にあると言われていますそして
アウレリウスはプラトンの理想とする国家を実現しようと試みた
歴史上初めての工程でありそれゆえ彼は鉄人皇帝と呼ばれているのですさあ
では続きを見ていきましょう朝起きるのが辛い
そんなときは次のことを思い出すといい人間の務めを果たすために私は起きるのだと
もちろんこのまま寝床で体を温めている方が心地よいだろう
では機
実は心地よい思いをするために生まれたのか物事を受けミニ経験するために生まれたの
かそれとも行動するためだろうか小さな草木や小鳥あ利益もや
ミツバチ達を見てみるがいい彼らは己の務めを果たそうと勤しみ
この世界の秩序を形作っているそれなのに君は自分の務めをするのが嫌
7日休息をしなければならないその意見には私も賛成だ
しかし何事も限度というものが食べることも飲むことも限りがあるようにこれ以上県道
を超えてまで休む必要はないだろう
事前に従って生きることのほうが君にとって心地よいものだということを忘れてはなら
ない
入っここで留めます朝起きるのが辛い
何とも人間らしい一面が垣間見える記述ですがこれはもちろん疲れた体や弱った心に
鞭打ってでも働きなさいといったお話ではありませんのでご安心くださいここで注目し
ていただきたいのは
最後の祝出てきた自然に従って生きるこのフレーズですこれはストア派の創始者である
ゼノンという人
がといたストア派の生活信条で一言で言ってしまえば自分の理性に従っていきましょう
というものですストア派の哲学者たちは宇宙も自然も人間もこの世のありとあらゆる
ものは神が創ったある法則によって動いている
だからその法則に従って生きるべきであると考えていました
人間
の場合であれば他の動植物にはない理性が備わっていますが
ストア派の考えではこの理性も神作った法則の一部とされています
そのため例えばこれ以上食べては健康を害しますよとかこれ以上寝たら仕事に支障が
あってますよとか
自分の理性がブレーキをかけているのであれば
それに従うことこそが神の意志にかなうことでありそれを彼らは自然に従って生きると
表現していたのですつまりあ俺流スは気合と根性だけで自らを律していたのではなく
ストア哲学独自の思考法を駆使しながら苦境を乗り越えていったというわけですさあ
ここで一つ目のテーマはおしまいです
続いて2つ
のテーマ対人ストレスを無効化する思考法に移ります
では行きましょう君は今世間からの評価や人間関係といった外的な理由によって苦しん
でいる
しかし君を本当に悩ませているのはそのこと自体ではなくそれに対する君の判断や
思い込みではないだろうか
苦痛がただ単に
自分の心の持ちようであるならばそれを正しく解決に導けるのもまた自分自身なのだ君
は今
じっとん何かを耐え忍んでいてそれが苦しくて仕方がないのだろう
だったらなぜ行動しないなぜ自分からソロ苦痛を取り除いてやらない大きな障害があっ
て本当にどうすることもできないのか
それならば君はこれ以上自分を責めるべきではないし
苦しむ必要はライダーなぜならそれはもう君のせいではないからだ
自分にとって正しいことをした結果誰かに軽蔑されたり嫌われたりすることはよくある
しかしそれは君が頭を抱える問題というよりも相手が解決しなければならないもん
ないだろう君はただ軽蔑に値するような振る舞いをせず誰に対しても全員を持って親切
に接すればいいだけだ
はいここで留めますアウレリウスはローマ皇帝という絶対的な立場にいました
しかしそれでも彼は多くの人と同じように人から嫌われてるんじゃないかとか
無能だと思われてるんじゃないかとか
そういった他人からの目線や評価にイ心が乱されることがあったということがうかがえ
ます
そこで彼はそういった悩みは所詮自分が作り出した思い込みや判断に過ぎないんだと
また相手が自分に向けている負の感情も自力でコントロールできないものなので無視で
いいんだとそのように言い聞かせたわけです
もう少し補足
をさせて頂きますとかつてローマにはエピクテトスという
ストア派の大変優れた哲学者がいましたこの人物はアウレリウスに強い影響を与えた
ことで知られているのですが彼の考えによれば人間の怒りとか悲しみといった感情の
手前には必ずその人自身の判断があるそうです
どういうことかといいますと例えば
会社の上司や同僚に無能だと言われたとしますその時もし腹が立ったのだとしたらそれ
はその感情が沸き立つ手前であ
確かにその通りだと自分自身で判断してしまっている
相手の言葉に納得してしまっているというわけです
一方同じ内容のことを小さな子供に言われてもおそらく全くと言っていいほど腹が立た
ないと思います
何故かといえば確かにその通り私は無能だという判断が行われないので怒りようがない
からです
ですから誰かから傷つくことを言われた場合には一旦落ち着いて相手の言葉を真実だと
判断しないことがポイントになる
9ですこのようにストア哲学では外の世界からの刺激によって沸き立つ感情や欲望を
自分の理性によってコントロールし心が乱されない状態を理想としました
そしてこの彼らが目指す理想の境地のことを専門用語でパパ体やと呼び日本語では不動
心と訳されますつまりアウレリウスは苦しみ
か
悲しみ怒りといったさまざまな感情に心をかき乱されながらも懸命に自分自身に言葉を
投げかけアパティアを目指していたというわけです
さあそれでは続きを見ていきましょう他人に対して良いことをするとその音をどこかで
返してもらおうと期待する人がいる
また表面的には見返りをも
を止めなくても心の奥底では相手のことを不在者のように見出し
後で請求できると考える人もいるしかしその一方で自分が他人に良いことをしてもそれ
を当たり前のように意識していない人もいる
その姿はまさにぶどうの木のようだ
ぶどうの木はひとたび自分の身を結んでしまえばそれ以上何ら求めることはない
疾走を終えた馬のように獲物を追跡し終えた両県のように
3つを作り終えたミツバチのようにそれ以上望んだりはしないのだ
誰かに善行を施したのならそれ以上を求めることはなくただ次の行動に移ればいい
多いのである入っここで留めますなるほど善行というのは見返りを期待せず意識もせず
まるでブドウが実を結ぶように自然と行われるものだというお話で者与えるだけ与え
さらにその与えたことを忘れるということは決して簡単なことではありませんがこれが
アウレリウスの特
良い行いの基本と
粋な考え方になりますただそんな広い心を持って誰に対しても良い行いをしようと
心掛けていたアウレリウスも他人の心ない言動によってさすがに我慢ならないという時
もあったようです
そんなとき彼は次のように自分に語りかけ心の平静を取り戻そうとしました
他人からの悪意に満ちた
遠藤によって傷つき怒りたくなることもあるだろう
そんな時は次の質問を自分に投げてみるといい恥知らずな人間がこの世界に存在しない
なんてありえるのだろうかと
いやそんなことはどう考えてもあり得ないならばなぜ君はあり得ないことを求めている
のだ
君が腹を立てているその人物
火を恥と思わない大勢の中の一人でしかないのだ
この世界には必ずそういう人がいるし依頼なんてことはそもそもあり得ない
このことを忘れなければ君はもっと寛容になれるはずだ
入っここで留めます要するにこの世界には自分にとって都合のいい人ばかりではなく
絶対に神はない人もいればわざと傷つけたり
騙してくる人も当然いるでしょうとだから誰かに嫌なことを言われたりされたりしても
何でこの人はこういう性格なんだろうとかどういう神経してるんだろうとか深く考え
なくていいんですとそういう人はどこの世界にも必ずいるんだから
まずは冷静になりなさいと自分を戒めたわけです先ほど心が乱されない理想の所
お題としてアパ体やという言葉を紹介いたしましたが
怒りという情念はアパティアを遠ざけてしまうひとつの要因とされていますそのため
アウレリウスは今見たように理性を働かせることによって怒りを鎮め
どんな時でも肝要であろうと努めていたというわけですさあここでちょうど2つ目の
テーマが終わりました
では最後に3つ目の体
ば心を整える night routine に移りたいと思います
では行きましょう思い出してみるのだきみはどれほど前から自分で決めたことを
先延ばしにしてきたか
また神から与えられた機会をどれだけで利用しなかったか
今こそ自覚しなければならない君がこの世界に存在できる時間は限られているその中で
何もしなければ
時が過ぎされ君という人間も消え去り二度とチャンスが訪れることはないだろう自分の
ための時間を確保し自分にとって価値のあることを学ぶのだ
そのためには君は自分の心が乱されるよ
外野の要
k な恋に耳を傾けたりあらゆる情報に注意を向けている
今の習慣を改めなければならない君の思考
君にとって正しい方向に向けなければ人生の残り時間などあっという間に消えてなく
なってしまう
なぜ君は変わることを恐れているのだ変化楽して一体何が起こるというのだろう
宇宙の自然にとっ
変化ほど愛するべきものはないはずだ火にくべられた木材が燃えることなくそのままの
形をとどめているのならば君は風呂に浸かることもできない
また食べ物も手を加えられ変化をするからこそ私たちにさまざまな栄養を与えてくれる
のだ
つまりどんな物事であっても変化なくして成し遂げることはできない
そして今こそ変化を求められているのは他ならぬ君自身などが入っここで留めます
自分に人一倍厳しいアウレリウスも多くの人と同じように時間を無駄にしたり10位力
が散漫になったり変化を恐れたりしていたというのは非常に親近感のわくところですが
まぁ
ずここで注目しておきたいのは彼の歯に対する意識ですかつてストアハロ哲学者
エピクテトスは c や追放といった
自分にとって恐ろしく思われるものを毎日目の前に思い浮かべなさいといった教えを
残しました
そこで彼の忠実な弟子であったアウレリウスは死を意識することによって欲望や恐怖に
負けそうな自分を
縛本来すべき正しい行動に自らを導いていたのです
また変化という言葉が何回か出てきましたがこれも見逃せないキーワードですずっとあ
哲学にはあらゆる物事は常に動き変化し
絶え間なく移り変わっていくという考え方がありますつまりその場に留まり続けること
ではなく変わり続けていくことがこの世界に
とって自然なことでありその自然な変化を受け入れて生きていくことが大切だと考え
られていたのです
ですから歳をとることも死ぬことも彼らからしてみれば自然な変化の一つであるため
を癒しに対して単純に悪いとか怖いといったネガティブな感情を抱くことを好みません
あくまで自然に従って生きることと
は変化を受け入れて生きていくことなのですしかしアウレリウスは頭ではわかっていて
もそれでもなお変化を恐れている自分を内省によって発見しその態度を改めようとした
というわけでさあでは続きを見ていきましょう人間の一生は短い
そして君の人生は
をほとんど終わりに近づこうとしているそれなのに君は自尊心を失い自分の幸福をた林
の中に見出そうとして人から認められたい
後世に名をロコしたいそんな気持ちが君を苦しめているのか
ならばあらゆる物事があっという間に忘れ去られ無限の深淵の中にのみ込まれていく
光景
を見るがいい名声などというものはまるで海辺の砂山のようなものだ
上へ上へとつなが積み重なっていくとやがてしたの砂は隠れて見えなくなっていく泊種
喝采の虚しさ
賞賛しているかのように振舞う人間たちの心変わりの速さ
またそうした者たちが閉じ込められている世界のセバさんを眺めると一致
10から見れば地球などわずかな点であり我々はその片隅で生きている小さな存在に
過ぎない
そこでどれだけの人間がまたどんな人間が君を褒めたたい続けてくれるというのが人と
してこの世界の一市民として自分がしすべき存在であることを忘れてはいけない
無気力にもならず嘘によって自分を
飾らず心の平穏を保ちながら毎日を人生最後の日のように過ごすそれが本当の賢者と
いうものだろう
はいここで留めますアウレリウスも普通の人と同じように自尊心を失ったり政権からの
称賛を求めたりすることもあったようですが
確かに前任のローマ皇帝たちの能力成し遂げた偉業
そして自分が食
いを引き継いだタイミングなどを考えますと彼にのしかかっていたプレッシャーは
おそらく尋常ではなかったと想像されますそのような中アウレリウスは人からの称賛に
すがりたくなる気持ちを必死に抑えながらそれにこだわって生きてはいけないんだと
人間の幸福は他人の中にあるんではないんだとそのように自分自身に語り聞かせたわけ
ですまた歳頃
おり毎日を人生最後の日のように過ごすとありましたがこれはアウレリウスが考えて
いる理想的な生活対応になりますただやるべきことが多く忙しい毎日の中でこういった
意識を保つのは決して簡単なことではありませんしそれは多忙を極めていた
アウレリウス自身もよく理解していました
そこで彼が何をしていたかといい
ますと就寝前の瞑想の時にこれが生涯最後の時間なんだという意識をプラスしてその上
で今日1日
あるいはこれまでの人生を振り返るという習慣を続けていたのですつまり今回紹介させ
て頂いた自省録はそんな彼のないドルー t の賜物であるというわけですさという
わけで最後にアウレリウスが就寝前の瞑想の時
どんな言葉を自分に投げかけどのように自らを振り返っていたのか具体的にわかるもの
本書から一部抜粋しこのまま動画を終えたいと思います
当時洗浄リーダと言われるアウレリウスに思いをめぐらせつつぜひ皆様がないせいさ
れるサイロ
一助としていただければと思います
では行きましょう今日まで君はどんな態度で過ごしてきただろうか
神々に対しても両親兄弟配偶者
そして教師は友人に対しても誰に対しても君は酷い扱いをしたりひどいことを言わ
なかっただろうか
そして君がこれまで経験してきたこと耐えてきた今何を思い
返してみるのだ君の人生の物語は今ここで終わった
世のため人のためにやれることはもうない
任務は終了したのだ今こそ思い出すがいい
これまで君が見てきた美しいものをそしてどれだけ多くの苦痛や偕楽に負けずどれだけ
多くの名誉にとらわれずどれだけ不親切なものだ
家に親切な態度を示したかさあを追い出してみるのだ
はいというわけでマルクスアウレリウスの自省録以上でございますいかがでした
でしょうか
ストア派の考え方は日本の武士道や無常観にも通じるところがあり
学的日本人が親しみやすいと言われるのですが楽しんでいただけたでしょうか
このチャンネルで取り上げたすっ
母の哲学者はエピクテトスセネカと続いてこれで3人目となります特にエピクテトスは
アウレリウスの先生にあたる人物なので合わせてみていただくと
今回の内容と話が繋がると思います禁欲主義のストア派とその対をなす快諾主義の会
クロサーとまとめて動画概要欄に貼っておきますのでご興味のある方は是非
チェックしてみてくださいこの動画が面白かった参考になったということは高評価
コメントなど頂けますと嬉しいですまたチャンネル登録もよろしくお願い致します
ではまた次の動画でお会いしましょうありがとうございました
[音楽]