はいどうも阿波太郎です本日はアメリカの
文化人類学者ルースベネディクトの菊と刀
を紹介いたしますどんな作品かと言います
と日本人の思考や行動パターンを分析した
世界的名著です日本の文化や歴史に興味の
ある方はもちろんのこと人一倍プライドが
来ずつきやすい方自分がどんな人間なのか
深く理解したい方今の社会に何となく生き
づらさを感じている方にぜひ手に取って
いただきたい一冊ですさて皆さんは日本人
の国民性について説明してくださいと言わ
れたらどのように応えますでしょうか
例えばどんな価値観を大切にしているのか
あるいはどんな気持ちになったりどんな
行動をとったりする傾向にあるのかといっ
たことを今すぐ正確に教えてくださいと
迫られたらどうでしょう日本人であっても
おそらく自信を持って即答するのは難しい
のではないでしょうか実は今から約なな
10年前これと全く同じ要求をされた一人
のアメリカ人女性がいました彼女の名前は
ルースベネディクト
レイシズムという言葉を世に広めた文化
人類学者です菊と刀は
1946年り彼女が発表した日本人論で
いまだに賛否はあるもののこれ以上に日本
人の特徴がわかる書物はないと言われる
ほど世界的にの高い評価を得ている作品に
なります日本人の思考や行動のパターンを
把握しておくことは仕事やプライベート
など人生のあらゆる局面で役に立ちます
思わぬ人間関係のトラブルに巻き込まれ
たり大切な人生の選択を誤らないためにも
ぜひ今回の内容は最後まで聴いて頂ければ
と思いますそれでは参りましょう
ルースベネディクト
菊と刀
さあまずはこの動画の全体像からお示し
いたしますはじめに背景知識として著者に
ついて簡単に紹介しその後本書の内容を
負債の返済に追われ続ける世界
以上そうなほど恥を恐れる国民日本人の
矛盾した性格の謎という3つのテーマに
分けて進めてまいりますさあでは早速背景
知識から見ていきましょうルース
ベネディクト
彼女は1887年アメリカのニューヨーク
州に誕生しました名門私立女子大であった
ヴァッサー大学に進学すると最優秀性とし
て1909年に卒業
その後所学校で国語教師と指摘m 427
歳の時に結婚をします新たな家族とともに
幸せな生活を夢みていた彼女ですがある
とき手術を受けない限り子供を授かること
ができないということを医師から告げられ
生きる意味を見失ってしまいます焦った
彼女は推理小説家で延期などの執筆活動に
取り組みその中に生きがいを見つけようと
懸命に努力をしましたしかし思うように筆
が進まずなんと出版に至る前に挫折なぜ
こんなにも思うようにいかないのか
いったい私は何がしたいのかテレビクトは
何年も悩みそしてもがき続けましたそんな
彼女にようやく転機が訪れたのが
1919年ニュースクール大学の講義で
人類学の手ほどきを受けた時であったと
言われています新たな学問に魅了された
ベネディクトは1921年コロンビア大学
大学院博士課程に進み本格的に人類学を
学ぶことを決意します
そしてこの時指導に当たっていたのが
アメリカ人類学の父プラン2ポーズ
カレー以前の人類学では文明の進んでい
ない未開の地は発展途上のを取った文化で
急いようこそが優れれた頂点に位置する
文化であると考えられていましたしかし
ボアズは西洋以外の文化は西洋とはまた別
の歴史的条件や自然環境から成り立って
いるものであり西洋の価値基準によって
優劣を決めるべきものではないそれぞれの
文化は対等なのだと移動しましたこのよう
な人類学の思想のことを文化総隊主義と
いいます
そしてベネディクトはボアズと同じ文化
総隊主義を引き継ぎ
1934年に代表作となる文化の方を発表
これによって彼女は外国文化を研究する
文化人類学者としてその名を知られるよう
になっていったのですそれから数年後第二
次世界対戦が勃発するとアメリカ合衆国の
戦時情報局が彼女の専門性に目をつけ
その力を貸してほしいと協力を呼び掛け
ましたこの組織は戦時中にアメリカの
ルーズベルト大統領が設置した諜報機関で
国内屈指の優秀な学者たちが雇われてい
ましたベネディクトはたいルーマニア
ドイツなどの文化研究を担当していました
が
1944年6月
ある国の人間の行動パターンを徹底分析
することを命じられますその国の名は
大日本帝国当時のアメリカ軍は2つの課題
を抱えていました一つがアメリカ軍の損害
を最小限に抑え日本を降伏させる方法を
探ることそしてもう1つが日本を占領した
後にどのように統治するのかという方法を
見いだすことでしたそこでベネディクトは
日本人捕虜の尋問調書
新聞雑誌映画ラジオ放送小説といった多岐
にわたる資料をもとに日本人の行動
パターンと呼ばれる報告書を提出
終戦後に大幅に加筆修正され
1946年
菊と刀というタイトルで出版されることに
なるのです戦時中であったため日本におけ
る現地調査ができなかったことさらには
日本の歴史を誤って認識している箇所が
一部見受けられることから本所の評価は
未だに大きく賛否が分かれていますしかし
それでも時代の風雪に耐え今日まで
読み継がれているのはそれだけ日本人の
国民性の本質を突いている証拠ともいえ
ますもちろん本書で示されているのは平均
的なごく普通の日本人像でありすべての人
が必ず当てはまるというものではありませ
んご自身のことだけではなくを家族や友人
といった同じ生活圏内にいる方のことをご
想像していただきながらこれからのお話を
聞いていただきたいと思います
では背景知識は以上になりますこれから
いよいよだ髪に入っていきますがここまで
よろしいでしょうか一つ目のテーマは負債
の返済に追われ続ける世界ですでは行き
ましょう
研究課題
日本
アメリカが主国が全面的な戦争において
これまで戦ってきた敵の中で日本人ほど
不可解な国民はなかったてご相適当戦争に
なったことは以前にもあったしかし見越し
ておかねばならない行動と思考の習慣が
これほど著しく私たちと異なっていたため
市はない
今回的となった国民は抜かりなく武装し
訓練を積んでいながら欧米の文化的伝統に
与していなかった私たちアメリカ人にして
みれば日本人の行動の意味を理解しない
ことには対処のしようがなかった
立ちはだかる困難は並大抵のものでは
なかった日本人はこう劇的でもあり温和で
もある軍事を優先しつつ同時に日も追求
する頑固でもあり柔軟でもある従順である
と同時にぞんざいな扱いを受けると憤る
アメリカにとって日本を理解することが
これほどまで重要になったとき今挙げた
矛盾や同じように目立つその他の部分を
大したことはないと一蹴するわけにはいか
なくなった重大な局面が続けざまに行って
きた日本人は一体何をしてくるだろう本土
への上陸をせず日本を降伏させることは
可能なのかどうすればアメリカ人の命を
救い日本人の徹底抗戦の決意をくじくこと
ができるのだろうか私たちの判断が及ぼす
影響は大きかった
1944年6月私はアメリカ合衆国戦時
情報局より日本研究を委託され次のように
命じられた文化人類学者として9時する
ことのできる手法を総動員し日本人とは
いかなるものかを説明a せよ
はいここで留めますこちらは菊と刀の冒頭
部分なのですが今見てきたように本書は第
二次世界対戦という特殊な状況のもとに
書かれた作品だということをまずは大前提
として押さえておいていただきたいと思い
ますヴェルディクトは日本人の幸王道
パターンを徹底的に分析していくわけです
がとりわけ彼女が注目したのが日本社会の
根底に流れている音という概念です本書に
よれば音というのは自分に恩恵を与えて
くれた人間に対する
いわば夫妻のようなものであり多くの日本
恩人はその返済に追われているといいます
もしかしたら皆さんも過去にお世話になっ
た一人どこかでお返しをしたいとかおおも
返さないと気が済まないといった感情に
駆られたことがあるのではないでしょうか
もちろん欧米の人も日本人と同様に誰かに
何かをしてもらったら感謝の念を抱きます
しかし日本人は自分が受けたオンボ諸外国
の人々が想像できないほど重く受け止める
傾向にあるのですその最たる例として挙げ
られているのが親に対する音です例えば
こう思って初めて知る親の音という言葉も
あるように大半の日本人は親に育てて
もらったことに対し不快音をか演じている
あるいは音を感じるものだという感覚を
持っています本書の言葉を借りるのであれ
ば御分かりであり子どもは親に育てて
もらったという借りがあるからそれを返す
ために従順にだろうと務めたりどこかで親
孝行しなければならないと感じるわけです
ところがアメリカの場合は親から育てて
もらったことを2本ほど重く受け止める
文化では体操です両親への感謝はもちろん
あるけれども意識的に優しく接するぐらい
で日本のように借りを返さなければなら
ないというような感覚はないといいますで
は一体この両者の間にズレを生じさせて
いる要因とは何なのでしょうか結論から
言いますと音と愛の違いですつまり欧米ろ
人は親が与えてくれたものを音として
感じるのではなく愛として受け取っている
のですでは愛とは何なのでしょうかさあ
ここで過去に紹介しました a lee
寄付ロブの著書愛するということの内容を
思い出してみましょう彼は本書の中で次の
ように述べていました愛することは与える
ことであり自分の中に息づいている大切な
もの自分の命を分け与えることにあるこの
付from の考えに基づくならば愛とは
自分にとって大切なものを自由に与える
行為であって後でその借りを返すべきと
いう義務感によって拘束されるものでは
ないのですその食べ欧米においては何とか
親が生きている間に借りを返さなければと
言う日本得意いうの心理が発生しないの
です
そこでベネディクトはどれだけ日本人が音
という概念を大切にして生きているかを
わかりやすく説明するためあの有名な忠犬
ハチ公の話を引用します飼い主の名前は
東京帝国大学の教授であった上野英三郎
8羽生まれてまもなく彼に引き取られその
家の子供のように育てられました上の子に
大変なついていた鉢は彼が出勤する時は駅
まで見送りまた夕方になると駅まで出迎え
ていたといいます
そんなある日のこと飼い主であった上の子
が脳溢血にって倒れ急死してしまいます
しかし8話飼い主が亡くなった後も約10
年にわたって駅まで通い上の子の帰りを
ずっと待ち続けていましたこの忠犬ハチ公
の物語は当時多くの日本人の心を打ち学校
の教科書にも掲載されていましがこれを
引用することによってテレビクトは日本と
いう国は国民だけではなく犬までも飼い主
に対する恩を感じているそれぐらい音を
大切にしている国だと強調したわけです
また日本の昔話にはお世話になった人への
音返しをテーマにしたストーリーが大変
多く描かれています私たちはこういった
物語も幼少期の頃リー何度も両親や教師
から聞かされることによって施された恩を
忘れない人間へと教育されてきたのです
ただ音を受けることが常に喜ばしいことか
といい言えば必ずしもそうではありません
あまり親しくない人あるいはそこまでお
世話になった覚えのない人から過大な施し
を受ければ大半の人は抵抗感を覚えるもの
です何か良からぬ事を考えているのでは
ないかあとで不当な要求をされるのでは
ないかと警戒心を強め人によってはその
不快な感情を恩着せがましいといった言葉
で表現することもありますこのように他人
から受ける施しに対し過剰なほど神経を
とがらせているのは良く言えば日本という
国の美徳でもありますが諸外国の人には
なかなか理解を得るれにくいとても繊細で
難しい概念だと言えます
そしてベネディクトは日本人を理解する上
で音がいかに重要なものかを力説した後
それ以上に日本人の思考や行動を強く支配
している恥という概念を取り上げいよいよ
本書の核心に迫っていくというわけです
ここで一つ目のテーマが町道ありました
続いて2つ目のテーマ異常なほど恥を
恐れる国民に進んで行きたいと思いますで
は行きましょう
ベネディクトの分析によれば日本人は失敗
することや人から悪く言われたり拒絶され
たりすることに対してひどく傷つきやすい
と言います例えばみなさんは自分の失敗を
人前で笑われたり批判をされたりあるいは
自分の夢などを語って馬鹿にされたりした
経験はないでしょうかもしあるようでし
たら当時の光景や感情を思い出してみて
ください
おそらく強いショックを受け自分を非難し
たり自信を失ったり何日も暗い感情を
引きずってしまった方も多くいらっしゃる
ことかと思いますでは一体なぜ私たちは
こんなにも他人から笑われたり侮辱され
たりすることに対し過剰に恐れたり傷つい
たりするのでしょうかその理由の一つとし
てでlady クトが文化人類学者の視点
から出した結論がこちら日本人は名前に
対する義理を追っているつまり自分の名前
に傷がついたり汚されたりするの異常な
ほど嫌がる国民であるというわけです
そんな日本特有の精神性についてあの岡倉
天心の弟であり英語学者の岡倉吉三郎は次
のような言葉を残しています
日本人は清潔さを好みまたその裏返しとし
て汚れを嫌う日本人の真的特性の多くは
そこから発生する家の名誉ああるいは国家
の威信を侮られるとそれをを転換生傷と
見なすようにしつけられているのである
相手が見下したような態度で臨んできた
場合そのようないわれがないことを証明し
完全に濡れ切るを晴らさなければならない
さもないとを点を洗い清めることはでき
ないし傷を癒すこともできない清廉潔白な
人生を送っている日本人の人生は満開の桜
の如くうららかで美しく見えるものである
つまり多くの日本人は自分はこうありたい
といった美意識を持っているしたがって
それを自らの手で汚してしまうのも許せ
ないした林に汚されるのも許されないと
考える傾向にあるというわけです例えば
汚名返上という言葉があります
これは悪い評価や不名誉な評判を努力と
結果によって相手あ世間に突き返し自らを
洗い清めることを意味しています
つまり日本人は自分の名前に泥が付着した
状態では立派な人間にはなれないと考える
わけですベネディクトによればこういった
考え方は日本特有のものであり欧米の人に
は理解し難いものだといいますなぜなら彼
らは他人に失礼な言葉を言われたとしても
それを本人が侮辱だと認めない限り本気で
受け止めることはないからだそうです
つまり人間を汚したり価値を貶めたりする
のは誰かの悪口嫌がらせ批判ではなく本人
の内側にある思考や感情だと考える傾向に
あるというわけです
本書ではそんな日本と欧米の文化の違いを
端的に次のように表現しています欧米は罪
の文化日本は恥の文化
まず罪の文化というのは簡単に言いますと
自分の中にある絶対的な道徳基準に従う
文化のことでキリスト教がその
バックボーンになっていると言われてい
ますつまり神様が見ているという視線の
内面化によって一人ひとりが自らを律し
できる限り良い行いをするようになると
いうわけですもし不道徳な行為をすれば
当然彼らは罪の意識によって苦しむことに
なりますしかし自分が犯したその罪を正直
に告白すれば神から許してもらいそこで
ようやく良心の呵責から解放され心の
安らぎを得るのですこれに対し日本の恥の
文化というのは物事の評価判断基準が世間
に設定されている文化のことを指してい
ますつまり世間が一般的に認めている道徳
基準や常識に反する行動をとるのは
恥ずかしいことだという強制力が働いて
おりそれによって社会の秩序が保たれて
いるのですそういった社会のルールに従っ
て生きていると世間はその人物を仲間と
みなし空気が読めるとか気配りができると
いった言葉で賞賛を贈りますその結果多く
の日本人は世間の前で恥をかかないこと
笑われないこと仲間はずれにされないこと
など過剰に意識しながら生きることになる
わけですまたこの恥という言葉は私たち
現代人の日本語の使い方にもよく現れてい
ます
例えば皆さんは誰かにものをもらったり何
らかの施しを受けたりしたときありがとう
ではなくすみませんと返したことはない
でしょうかもちろんここでのすみませんは
謝罪ではなくかたじけないといった意味で
使われているものですかたじけないという
のは感謝の念を示しつつ自分の恥ずかしさ
を相手に伝える際に使われる言葉です
要するに私はあなたから恩恵を頂けるほど
大した人間ではありませんだからそれを
受け入れてしまうのがとても恥ずかしいと
いったニュアンスが含まれているわけです
こういった言葉の使いかだ一つ見ても
いかに日本人の精神の中に恥という概念が
強く刷り込まれているかがよくわかります
そしてベネディクトは恥をかくことを極端
に恐れている日本人の特徴とその文化的
背景を分析した上でこの国民は4いっぱい
することや人から悪く言われたり拒絶され
たりすることに対しひどく傷つきやすいと
結論づけたわけですこのようにして
ベネディクトは文化人類学者としての
持てる力を全て使い日本人の国民性を丸裸
にしていくわけですが彼女にはもう一つ
絶対に時赤さなければならない最大の謎が
残されていましたそれは日本人の性格の二
元性ですベネディクトは本書の冒頭で次の
ように語っていました日本人は攻撃的でも
あり温和でもある軍事を優先しつつ同時に
日も追求する頑固でもあり柔軟でもある2
あり日本人は相反する2つの性格を同時に
持っているため西洋人からすると矛盾に
満ちていて掴みようがない印象があると
いうわけです例えば非常に臆病な性格なの
にある日突然思い立ったようにリスクを
恐れずチャレンジする人あるいはとても
物腰が柔らかく従順な性格を表面的には
見せながらも納得のいかないことには絶対
に従わない人などおそらくみなさんの周り
にもいらっしゃるのではないでしょうか
日本人として生活をしていますとこういっ
た矛盾に対し何ら疑問を持た流してしまい
がちですが異文化研究のプロである
ベネディクトの目から見てもこういった
日本人の性格の二元性は世界的に珍しく
不可解なものだといいますいったいなぜ
私たちは極端に異なる2つの性格を同時に
持つことができるのでしょうかさあ
というわけでいよいよ最後のテーマ日本人
の矛盾した性格の謎に移りたいと思います
では行きましょう
まずこの謎を解くにあたって押さえておい
ていただきたいのが日本人の人生曲線です
ベネディクトによれば日本人の人生曲線と
アメリカ人の人生曲線は真逆の形をとって
いるそうですちょっとイメージしづらいと
思いますので気持ち余裕のある方画面を
ご覧下さい今を示ししているのは当時の
平均的日本人とアメリカ人の人生曲線を
本書の文言に従って図式化したものになり
ます横軸が人生の時間縦軸が自由度を表し
ているので菅まず見ていただきたいのが左
のアメリカです彼らの多くは幼児期に
厳しくしつけを行い何でも好き勝手できる
ような自由を簡単には与えませんしかし
大人になるにしたがって次第にその制約は
緩くなっていき壮年期にかけて自由度は
ピークを迎えますそしてローレン気に入り
ますと気力と体力の衰えとともに幼児期と
同じようり行動が制限されるようになり
自由度が低くなっていきますこのように
アメリカ人の人生曲線は緩やかな山形の母
部を描くのに対し右側の日本の場合はご覧
のように底の浅い u 字型の曲線になっ
ています一般的に日本人の4年機は何をし
てもお店たちは許しそしてかわいがり最高
の自由を与えますしかし小学校中学校と
義務教育が始まってくるあたりからあれも
だめですこれもダメです様々な制約が増え
ていきますそして就職し定年を迎えるまで
にかけてさらに制約が厳しくなっていき
ますそしてローレン期に入るとようやく
あらゆる束縛から解放され念願の自由を
獲得するのですこの日本人の人生曲線の中
で便利行くとが注目したのは大きく2点
ありますまず1つが両者の違いが特に店長
に出る壮年期です
一般的に壮年期といえば体力もあってお金
を稼ぐ力もあって最も活発で生産的な時期
にあたります
そんな人生の黄金期に個人の選択の自由が
最大化されるのが典型的なアメリカ人の
人生局前一方
そう電気に男女問わずそう空爆がピークに
達し老年になってから自由が訪れるように
設計されているのが日本のパターンになり
ます要するに日本の場合は体力と気力が
あるうちは家族のため社会のために働き
奉仕するように努めましょうそして体力も
気力も衰えた老人になってからいうクリし
ましょうという価値観に基づいて人生曲線
が描かれているわけですそして日本人の
人生曲線の中でベネディクトが注目した2
つ目のポイントが幼少期です彼女の分析に
よれば多くの日本人の性格に二元性が
生じるのは子供時代に教育の仕方が一変
することがが主な原因だそうですまず
生まれてから5歳くらいパでは何をしても
許されるような自由と無条件の愛情を与え
られ心理的なストレスがほとんどかから
ないように育てられますこの積極的な
甘やかし期間はその子供に自己主張する
ことを学ばせ自身を育みますまたその時に
味わった様々な経験は決して消え去ること
はなく精神的な柱を形成する材料となるの
ですしかし6歳から7歳を過ぎたあたりで
積極的な甘やかし期間は終了し生きる世界
ががらりと変わっていきますかつてのよう
にちやほやされず自由を奪われ両親を始め
とする周囲の大人たちからの厳しいしつけ
が始まりますそんなことをしていては政権
からを笑われる将来恥をかく言うことを
聞かないのなら出て行きなさいこういった
言葉を子どもたちはたくさん浴びながら
仲間や社会に受け入れてもらうことの大切
さとそのためには人前で恥をかいてはいけ
ないという思想を叩き込まれるのです
ちなみに諸外国においても何らかの強制力
を用いて子供に躾を行うのですが恥という
概念が持つ矯正力以上にプレッシャーが
重くのしかかる国はまれだと言います
つまり端を全く気にしなくて良かった自由
な時代と端を気にしないと生きていけない
束縛の時代この2つの極端な時期を幼少期
に連続して経験することによって日本人は
相反する2つの性格を同時に保有すること
になるのですその結果どうなるかといえば
自分の中で抱えている矛盾に折り合いを
つけようと人々は生き方をなや日も作詞
大きく3つのタイプの人間が生み出される
と言いますひとつは自分を押し殺しながら
規律ある毎日をロボットのように行き世間
の期待に応え続ける人二つ目が世間の視線
に怯えながら立ち止まり続ける人そして3
つ目が自分の確固たるルールに従い世間の
視線を無視しその期待を裏切り続ける人
ですつまり私たちの目の前には世間の期待
どおりに生きるか期待を裏切って生きるか
あるいはその狭間でさまよい続けるかと
いう3つの選択肢が用意されているという
わけですしかしベネディクトの指摘にも
あったように日本には恥という強力な磁場
が発生しているので大半の人は端を欠く
可能性が低い1すなわち期待通りに生き
続ける道かただ彷徨い続ける道課に流れて
いくわけです菊と刀が発表されてから
すでに70年以上経った今日においても端
の拘束力はいまだ健在であり日本で暮らす
人々の人生に多大な影響を及ぼし続けてい
ます多くの人が直感的に恥だと感じている
ことは本当に恥なのかまた何が端で何が恥
ではないのか私たちは今自分たちが大切に
してきた文化の根本に立ち返りその問いに
向き合う時なのかもしれませんはいという
わけで聞くとかたら以上でございます
いかがでしたでしょうか前回紹介した
アダムスミスの道徳感情ロこちらの作品で
は社会の秩序を保っているのは中立な観察
者つまり人間が持つ両親であると論じられ
ていましたなので今回はその流れと
バランスを考えまして日本の社会の膣錠
形成に大きく関わっている恥というキー
ワードに着目し菊と刀を選んでみました
楽しんでいただけたでしょうか他にも日本
の社会や文化について理解を深められる
ような名著も紹介しておりますので一覧に
して動画概要欄に貼っておきますご興味の
ある方は是非チェ9してみてくださいこの
動画が面白かった参考になったという方は
高評価コメントなど頂けますと嬉しいです
またチャンネル登録もよろしくお願い致し
ますではまた次の動画でお会いしましょう
ありがとうございました
[音楽]