【16分解説】東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方|上田正仁 ~”思考力”を鍛え、想定外の時代に備えよう~

 

 

配当も阿波太郎です本日は東大物理学者が教える考える力の鍛え方こちらをご紹介
いたします
どんな本かと申し上げますと考えるのが苦手な人に向けて書かれた思考力を鍛えるため
の入門書です副題に想定外の時代を生き抜くためのヒントとありますがまさに今ですよ
どんな方に特にお勧めかと言いますと自分の意見を言うのが苦手
人生の目標がなかなか見つからない何事も支持やマニュアルがないと動けない
そういったお悩みを持たれている方にぜひ手に取っていただきたい一冊です一昔前まで
は事前に問題も答えも解くための方法も用意されていてそれをいかにせ
鋭角に早くやれるかといったいわゆるマニュアル力が重視された時代でした
ところがいまはそういった決まった枠組みが通用しない
想定外の時代でありますつまりその時その時で自分の頭を働かせて考えて答えを
ひねり出す
いわゆる思考力が問われる時代になったというわけですそこでこの考えるという地下
青一度基礎から見直し鍛え方から学んでいきませんかというのがこれからのお話になり
ます著者の上田先生は物理学の大変著名な研究者でして現在東京大学理学系研究科の
教授を務めていらっしゃるいわば考えることのプロの方であります
立ち見がでるほどわかりやすい講義で有名な上田先生ですがこの本も非常に丁寧で理解
しやすい内容ですのでぜひ最後までお付き合いいただければと思いますそれでは参り
ましょう上田正仁
考える力の鍛え方さあまずこちらご覧くださいこの課題た至るでしょうか
はいフォードモーターの創設者であり自動車王と呼ばれた
ヘンリーフォードさんです実はフォードさん生前こんなことをおっしゃっていたそう
です考えることは最も過酷な仕事だ
だからほとんどの人がそれをやらないどうでしょうかなかなかテンション下がりますよ

つまり今日のテーマの考えるというのはきつい作業
誰もが避けたくなるような作業であるというわけです
ただこの動画のご視聴が終わった頃
はこの言葉に対する印象がおそらく変わっているんじゃないかなと勝手な機対応して
おります本書で出てくる考える力というのは正確に申し上げると自ら考え創造する力に
なります創造するというのは作り出すクリエイトする方の想像ですつまり自ら考え
さらに想像り発展させてこそ意味があるのだと
いうわけですねそしてこの自ら考え創造する力というのは問題を見つける力と口から
諦めない人間力という三つの力によって構成されています
したがってこれらをパーツごとに鍛えていき志向の筋力をバキバキにしていきましょう
というのがこれからの流れになります
ではさっそく1つめの問題を見つける力の鍛え方こちらについて見てまいります初めに
申し上げておきますとこのパーツが一番中ようですビジネスや学問の成功はまさにこの
問題を見つける力がしっかり備わっているかが大きな鍵とされています従いましてこの
パートを一番丁寧に解説してい
いきたいとおもいますまずはこの地から効率よく鍛えていただくための大前提として
正しいフォームというものがございますそれは何かというと常日頃から問題の種を探す
ことに意識を向けるということです
日常生活の中で沸き上がってきた気になる面白そどうしてだろうといった問題の種を
見つけたらもう放置
するのはやめにしようと言っているわけですなんであそこのラーメン屋さんはいつも
混んでるだろう
どうしてあの映画はヒットしたんだろうこういった疑問がわいてきたら
思考回路を止めずに回し続けるここがポイントですスマホが便利だからといって
ついつい何も考えずにパッドネットを開いて正解を探したり誰かの口コミであったり
有名な人の意見を聞いたりしてしまうと
思考の筋力がフニャンフニャンねだってしまうのでここは気をつけたいところです
こういった問題の種を見つけることを意識するようになりますとある現象が起こります
それは何かというと分からないという壁が私たちの前にドンと立ちはだかってきます
これが至高の筋力に負荷を掛けてくれるいわゆるトレーニング器具にあたるもの
になりますではこのわからないというそり立つ壁を目の前にした時私たちはどうすれば
いいのか
実はこれはちゃんと攻略するコツがあります結論から言えば分からないというのは3つ
のパターンに分けることができるのでそのパターンごとに解決していくという
アプローチになりますひとつ目事実を知らないという状態
二つ目答えが分からないと言う
状態3つ目何がわからないのかがわからないという状態
さあ順番に見ていきますがまず1つ目の事実を知らないという状態というのは例えば
室町時代は何年に終わったとか
大政奉還は何年だったとか今パッと出てこないんだけれどもググったらすぐ答えられ
ますみたいなそんな状態ですね
この場合一切思考が介入する余地
がありませんのであまり考える力が鍛えられるケースとは言いませんでは次2つ目は
どうでしょうか答えがわからないという状態です
事実がわからないという状態とちょっと区別しにくいですねこれは料理が一番わかり
やすいかも知れません今から人生初のハンバーグ作りにチャレンジしますが作り方が
まったくわかりませんみたいな状態をイメージしてみてください
この場合まず材料は何が必要なのかどういう手順でつくるのかといった情報を確認する
と思いますそして流れが分かったらあとは調理するだけですよねこのように答えが
分からない時の解決方法というのは
一見複雑そうに見えるものをいかにシンプルなものに分解できるかここがポイントに
なってきます
さあここから大事なところに入ってきます最後のパターン3つ目です
何がわからないのかが分かっていない状態こちらは解決しなきゃいけない問題が存在
することは何となく分かっているんだけれども
それが畑
して何なのか言葉に出来ない状態を指しますちなみに一番重要で一番多いのがこの
パターンですそして思考の筋力に一番負荷がかかり一番鍛えられるのも実はこの
パターンになりますつまり何が言いたいかというとこの何がわからないのかがわから
ないという状態になった時に逃げ出すのかそれとも立ち向かうのか
それ
によって思考力がバキバキになるのかフニャンフニャンになるのかが決まってくると
いうわけですじゃあ結論どうすればいいかというと何がわからないのかすらわかりませ
んという状態からああ私はこれがわからなかったんだなという状態まで持っていく
このプロセスがめちゃんこ大事だってことです分かりやすい例でいくとお金持ちり
なりたいという漠然とした夢を持ってるけれども自分は何をすればいいのか
いや何がわからないのかすらわかりませんみたいな状態をご想像ください
この状態から例えば投資の知識が無いとか会計の知識が無いとか不動産の知識が無いと
か自分が何をわかってい
いいのかをまずは明確にしましょうというわけですねただ言葉で言うのは簡単そうです
がこれがまた難しい
多くの人がこのそり立つ壁の前にリタイアあるいはタイムアウトしてステージを去る
ことになりますじゃあどうすればいいのか攻略する上でのキーワードは情報収集です
つまりまったくもってわけがわからない問題が目の前に出現したときにまず
なるべきはその問題に関係しそうな情報や事例を手当たり次第かき集める
これが一番のポイントになりますこれによって自分は何がわかっていなかったのか何を
理解すればよかったのかどうすれば答えゴールにたどり着けるのか
これが見えてくるというわけです特に会社に入ってまだ一年二年くらいしか経ってい
ない方なんかですと
毎日この何がわからないのかがわからないという状態の連続になりがちでだいぶ精神的
に針路があったりします
会議の話に全然ついていけないお客さんや代理店の人が言わんとしてる事もさっぱり
理解できない
とにかく頭が真っ白になっちゃって何がわからないのかもよくわからない
こんな状態です p 以上に厄介なのがこの状態がずっと続くと
心の中にネガティブな感情が湧いてきます
ああなんて自分は理解力がないんだ自分以外はみんな理解していて anna lee
テキパキ仕事をしているじゃないか
もしかしたら生まれつき頭が悪いのかもしれないといって自分のことを本気で呪いたく
なります
がこういったパターンというのは実はその業界その会社の共通言語
一般常識を知らなかっただけとか過去の経緯を知らなかっただけのか本人の能力や頭の
良さとはほぼ関係がありませんつまり何がわからないのかが分からないと頭が真っ白に
なっても決して自分を責めたり最悪だととらえる必要はなくてむしろ自分の思考力を
パン
不アップする最高のチャンスが到来してしまったとポジティブにとらえればいいだけの
お話というわけです
じゃ具体的にどのように情報収集をしていけば良いのでしょうかここでのポイントは4
つです
まず1つめ答えを探さないことここですべきなのはあくまで関連情報をかき集めること
です
気持ちの焦りから早く金持ちになれる方法
教えてくれ早く仕事ができる人間に生まれ変われる方法を教えてくれというような答え
探しモードで情報収集をしがちですがそうではなくて確認作業モードで収集に当たり
ましょうという事です2つ目がネットでは自立とノウハウを分ける
ご承知の通りネットというのは情報収集に欠かせないツールですしかしそこには
正確な事実もあればどこかのよくわからない人の主観が入り乱れた場所でもあります
ですから手に入れた情報というのが事実なのかそれとも誰かの主観が入ったノウハウな
のかを分けて収集することがポイントになってくるというお話です
そして3つめ理解した情報は捨てる
これは情報収集の極意として上田先生が力強く強調されているポイントです
具体的に言うと集めた情報を分析したり整理したりした後は元の資料を手元に残さず
捨ててしまうという事ですこれのメリットは2つありますとつが断捨離をすることで
意識の分散を防ぐことができるということです
をはあれこれ情報を残しすぎると気が散って本当に大事なことに集中できなくなると
いってるわけですね
二つ目のメリットは本当にわからない部分が明確になるということです確かに理解し
たら捨てていくわけですから
大衆的に手元に残っているのは本当にわからない問題すなわち問題の核心部分だけで
あるというわけです
もちろん情報捨てたら後で困るんじゃないとご心配の方もいらっしゃるかもしれません
しかし上田先生は昔は残しておいたほうが良かったが今の時代はそこまで心配する必要
はない安心して捨ててくれと言いますというのも現在はネット社会で情報へのアクセス
は非常に簡単です確かに捨ててしまった情報をもう一度探すというのは時間の無駄です

手間ですしかし読みきれない大量の情報を貯め続けることによって意識が分散化して
集中力が奪われてしまうことの方がよっぽど無駄じゃありませんかとおっしゃってる
わけでありますでは次情報収集のコツ4つ
音です情報は理解できるまで集中して読み込む
これが最後のポイントになります理解した情報はステーをそれが情報収集の極意だと
上田先生はおっしゃっていましたがそれは情報を読み込みきちんと理解することが前提
になるというわけですね
したがって情報収集の際にも読めないぐらい対応に情報をかき集めるのではない
9読める範囲で収集するここも重要なポイントといえそうですさあ情報収集のコツは
以上ですがここまでの流れをざっとまとめます自ら考え創造する力を鍛えるのが本書の
趣旨でありその力というのは問題を見つける力と口から諦めない人間力という3つの
要素に分けることができるそしてその三つのうち
問題を見つける力が最重要のパーツでそこを鍛える上で最も大切なことは何がわから
ないのかがわからないという状態からわかっていないこととは一体何なのかを明らかに
するというプロセスである
そのために必要なのは情報収集でポイントは4つ正解を探さない事実とノウハウをは
てる理解した情報は捨てるそして情報を理解できるまで読み込むこれによって分かって
いない本質的な問題が浮き彫りになりこの作業を繰り返すことによって問題を見つける
力が効率的に鍛えられていくのだというわけです
はいここまでよろしいでしょうか一番重要なパートの説明が終わりましたので残りの
時間にと口から諦めない人間力という2点にさらっと触れて終わりにしたいと思います
ではまずこのと口かなとは一体何なのかというと先ほどのプロセスの中で自分が設定し
た問題自分が本当にわからないといけないことが明確になった問題
俺を解く力でその問題や課題というのは自分の手作りですから決められた答えも
もちろん解き方もありません
つまり自分独自のやり方でこれだという答えを出さないといけませんではこういった
簡単に答えの出せない問題を目の前にしたとき私たちはどのように磨いていけばよいの
でしょうか
結論から言えば複雑なものを簡単なもの
に分解して磨いていきますどういうことかと言いますとすぐに答えの出ないような問題
というのは多くの要素が複雑に絡み合っているから答えが出にくいわけです
ですから簡単なものに分解して組み立てていけばその問題は解くことができるという
わけです本所では問題解決の定番手法として問題設定
類型化要素か
解決という4段階のプロセスモデルを紹介してくれているのでこちらを見ていきます
いきなり抽象的な表現が出てきて後ずさりしたくなりますが話を聞いてみますと戦前
難しい話ではありません
具体例を挙げて説明いたします例えばどこかの難関大学に合格するという問題設定を
したとします別に資格試験に合格するでも youtube 収益化でも何でも構い
ませんまずはそういった問題をステップ1として設定しますさあ問題設定が完了します
とやる事が多すぎて正直何から手をつければいいのかわからないという状態に立ち至り
ます
あの難関大学に合格するにはこんな沢山の科目を勉強する必要があるのか
試験範囲が多すぎてどうすればいいのかがよくわかんないんですけどみたいなそんな
状態ですね
そこで step 2類型化+類型化というのは
性質や特徴などが似たものを集めてその共通点を取り出してまとめることを意味します
例えば大学受験のケースなんかですと過去の入試問題にはどういった問題が出ていたの
かどう
た傾向の問題が出やすいのかといった情報を集める段階ですね
そして step 3ここで行うのが要素かですこれは前の段階に行った作業をもとに
今度はどんな問題が出そうか
類似問題予想問題をリストアップしていきます例えば調査の結果
東大の文系数学の1問目は微分積分が出やすいと言う
ことがわかったのであればそれに近い問題を集めましょうと言っているわけですそして
最後 step 4
ここはもうひたすら解くだけの段階です1つ一つの要素に分解されたシンプルな問題を
丁寧に解決していく
以上4つのステップを踏みながら答えのない想定外の問題を解いていきましょうという
わけです
もちろんこれですべてが解決できるわけではありませんし問題解決にはこれ以外にも
いろいろな形があります
ただよっぽど難しいものでなければこの方にあてはめて磨いていくことができますので
ぜひこれを機に抑えて頂ければと思いますはいここまで問題を見つける力とと口彼らの
2つについて見てまいりましたそしていよいよ最後3つ目諦めない
人間力ですこの力は一言でいうと自分で設定した問題を持続的に集中的に考え続ける力
のことを指します
要はこの踏ん張りが効くかどうかで新たな何かを創造できるかどうかが決まる
それをあきらめない人間力と上田先生は表現されたわけでありますこう聞きますと
結局はただの苦行じゃないか
根性論じゃないかと思われた方もいるかもしれませんが実はそういうわけではありませ

例えばみなさんのまわりにもいないでしょうか信じられないぐらい筋トレに泡っている
人心配になるぐらいマラソンにハマってる人いますよね
興味がない人からしますと南米この人たちはこんなにしんどいことを毎日やっているん
だと理解に苦しむと思いますでもゴリゴリに
変わってる人からすれば筋トレしない理由が一つも見つからないこんなに気持ちがいい
のに走らないなんて信じられないみたいな状態なわけですつまりこういった本気で
ハマれる人というのは苦しみと喜びとは表裏一体の関係にあるということを自分の精神
肉体を通して知ってい
んですだから上田先生も本書で考えるのは確かに苦しい作業なんだけどそれ以上の喜び
が得られるものなのだと言われているわけですでも多くの人はただ苦しいだけじゃない
かといって途中で挫折し辞めてしまいますでもそれは裏を返せば大きなチャンスである
と言えるわけです
じゃあ考えるという仕事から逃げたり挫折しないようにするためにはどうすれば
イルカポイントは2つです1つが今日お話ししたような正しい4
そしてトレーニング方法を知っている人からきちんと学び取って実践すること
つまり自己流で悶々と考えでもただきついだけで自分が期待しているような
アウトプットは生まれにくいという理由ですそしてもう一つが本当に解くべき問題を
見極めることです
人生
おかげで本当に得に値する問題本当に叶えたい夢のようなテーマさえ見つかれば発症を
苦しくても辛いことがあっても馬力が利きますだから問題を見つける力こそが一番重要
ですよと申し上げたわけであります差以上の話を踏まえて冒頭にご紹介したヘンリー
フォードさんの言葉を今一度付
に帰って終わりたいと思います考えることは最も過酷な仕事だ
だからほとんどの人がそれをやらない今日の内容が皆様にとって想定外の時代を生き
抜く上でのヒントとなれば幸いですたいというわけで考える力の鍛え方
以上でございます大城方参考になったという方は高評価コメントなど頂けますと嬉しい
です
またチャンネル登録もぜひ宜しくお願いいたしますそれではまた次の動画でお会いし
ましょうありがとうございました

この記事を書いた人