【名著】愛するということ|フロム ~幸福に生きるための最高の技術、それは「愛」である~

 

 

はいどうも阿波太郎です本日は20世紀を
代表するドイツの社会心理学者エーリヒ
フロムの愛するということこちらについて
紹介を致しますどんな作品かと言いますと
会いするための技術について説いた世界的
名著です特に人から愛されたいと思って
いる方自分を愛することができず苦しんで
いる方職場や学校などの人間関係に悩んで
いる方にお勧めしたい冊で先にお伝えして
おきますと本書は人から愛されるための
特別な方法を教えてくれるいわゆる
マニュアル本ではありません愛され方では
なく愛し方のほうなんですいやいや私は
愛するよりも愛されたいです大事にされ
たいんです興味を持たれたいですわかり
ますですが今回の from の話を最後
まで聞いていただければおそらく愛され
たいという気持ちよりも ic たいと
いう気持ちの方が大きくなり愛に対する
考え方がガラリと変わってしまうと思い
ます一体愛とは何なのかそしてなぜ愛さ
れることよりも愛することなのか皆さんと
一緒に本書を読み進めながらこの問題に
ついてじっくりと向き合ってみたいと思い
ますそれでは参りましょうエーリヒフロム
愛するということさあまずはこの動画の
全体像からお示しいたします通常であれば
初めに著者や背景知識について触れるの
ですが prom は過去に一度紹介して
いるということそしてこの本自体がとても
読みやすい作品であるということから今回
はそのまま本題に入ってまいります具体的
には愛を誤解している現代人真実の愛と
偽りの愛会いするためのトレーニングと
いう3つのテーマに沿って進めてまいり
ますさあというわけでさっそく1つ目の
テーマ愛を誤解している現代人から見て
いきましょう現代人の多くは愛について
誤解をしているある人は社会的に成功しお
金や権力を手に入れることや外見を磨いて
魅力的な人間になることが愛を獲得する
条件だと考えているまたある人は自分が
会いするに相応しい人間を懸命に探し恋に
落ちる瞬間をいつまでも待ち焦がれている
しかし愛を経験できるかどうかはそんな
表面的な条件や運の問題ではない本人の
技術や能力の問題なのだお金さえあれば見
た目さえ良ければ相手さえいれば私は
きちんと人を愛することができるもし
そんなことを思っているのだとしたらそれ
は危険だおそらくその考え方は大きな希望
をと期待を自分に与えるが結局は失敗に
終わってしまうだろう現代社会に生きる
人々はまさにこのような失敗を何度も
繰り返しているにもかかわらず愛する技術
を学ぼう度したりその能力を高め落とし
たりする努力を怠っている本当は愛に飢え
ているのにそんなことよりも社会的な成功
と3を獲得することばかりを優先し合いの
技術を学ぶ意欲やエネルギーを失っている
のだはいここで留めます要するに世間の
多くの人は人から愛されたいとか好かれ
たいということばかり関心を抱いている
けれどそもそも皆さんは愛するという行為
がちゃんとできているんですかと愛すると
いうのはどう物の本能のように勝手に
備わっているものでもなければ外見的な
条件や時の運でもありません自分で努力を
して技術を磨いてようやく身につけられる
ものなんですとそのようにおっしゃって
いるわけですいやいや私は自分の
パートナーにも友人にも愛をもって接して
いますですから私は1を愛することの
できる人間ですとおそらくそのように思わ
れた方も多くいらっしゃると思いますでは
一体なぜ from は誰もが自然にてき
そうな愛するということを簡単なことでは
ないと考えたんでしょうかさあ続きを読ん
でその真意を探っていきましょう愛する
ことのできる人は溜め込む人ではなく
与えることのでいる人であるを嫌がること
もなく他人に依存し切ることもなくただ
自分の中にある力を信じ与えようとする
成熟した人格の持ち主なのであるんでは
与えるという行為の本質とは何だろうか
それは何か特定のものや商品を与えること
ではない自分の喜び
興味知識いうもは悲しみといった自分の中
に息づいている大切なものすなわち自分の
命を分け与えることにあるのだそれによっ
て相手の心は活気づき自分もまた満たされ
た気持ちになっていくのであるしかし
愛することのできない人は愛することを
恐れる与えれば自分が何かを失い損をする
と強がっているつまり愛する勇気が持てな
色である入っ心食べます簡単にまとめます
と本当に愛することのできる人というのは
相手にべったり依存したり期待や要求を
一方的に押し付けたり自分を守るために
何かをため込んだりするような人ではあり
ませんとむしろ自分の大切なものを自ら
与えることのできる勇気と自立した精神を
もった成熟した人間なんですよというお話
でしたたしかに世の中には暴力や束縛と
いった手段で自分の愛を歌える人相手の
物欲を満たすことで自分の愛の大きさを
表現する人自分の正しさを教えることで
自分の愛を伝えようとする人というように
人によって愛を表現方法は異なります
もっとハッキリ言ってしまえば愛というの
は人によっていくらでもゆがんだ形で表現
され得るわけですですから from は
愛することも前提条件として人として
ちゃんと成熟して以来とダメなんですよ
あなたはそもそも与えられる人ですかと
そのように読者に問いかけたのですとなり
ますと自分はこれまで本当に人を愛する
ことができていたのか自分の愛の形はどこ
かに歪みがあるのではないかとちょっと
不安になってきますさあでは from の
考える正しい愛の形とはななのでしょうか
一緒に続きを読んで確認をしてまいり
ましょうどんな形の愛にも必ず共通する
基本要素が4つある第一に挙げられるのが
配慮である例えばある女性が私は花が好き
だといった年をしかし彼女が花に水をやる
ことをずっと忘れていたら私たちは彼女の
端に対する io信じてあげることができ
ない愛とは愛するものの生命や成長を積極
的に気にかけることである積極的な配慮の
ないところに愛はないのだ第二に挙げ
られるのが責任である責任とは誰かが何か
を求めたときその要求に応じる準備ができ
ているということだ愛する心を持つ人は
自分自身のことだけではなく仲間に対して
も同様に責任を感じ大人同士の愛の場合で
あれば相手の精神的な求めに快く応じる
ものだ第3の要素は尊重である尊重とは
他人がその人らしく成長していくよう
気遣うことであるしたがって尊重には人を
利用するという意図が含まれていないまた
他人を尊重するには自分自身が自立した
一人の人間として成熟していることが条件
になるそして最後の要素知るということで
相手の性格考え方などをよく知らなければ
その人物に配慮することも責任を持つこと
も尊重することもできない一方相手のこと
を熟知していればふとした表情やしぐさ
から不安や孤独といった繊細な感情を察知
することができる今挙げた4つの要素は
互いに依存関係にありいずれも愛にとって
必要不可欠なものであるそしてこれらの
要素バランスよく成立させることができる
のは人間としてきちんと成熟したものだけ
なのだはいここで留めますなるほど配慮
責任尊重そして知る以上4つが愛を形作る
基本要素であるというお話でしたがさあ皆
さんどうでしょうありするということって
こんなに難しくてこんなに面倒くさいん
ですかと驚かれた方も中にはいるかもしれ
ませんがそれは決しておかしな反応では
ございません一人の人間として成熟しその
上で愛するということの技術まで体得して
いるということは誰にとっても難しいこと
やりその難しさを分かった上で from
は本性を書いているわけです一方で
いやいや私はできていますと相手に対する
配慮
責任尊重を忘れずそして相手を知るという
努力も欠かしていませんという方も
いらっしゃると思いますただご安心
いただくのはまだ早いかも知れませんと
言いますの愛というのは恋愛だけではなく
親強いや自己愛といったさまざまな種類が
あるからですさあというわけで2つ目の
テーマ真実の愛と偽りの愛について見て
いきますでは行きましょう愛とは特定の
人間や一つの対象に対して向けるものでは
なく人がどう関わるかを決定する態度で
ある性格の方向性のことであるつまり一人
の人間を本当に愛するということはその人
と共に生きている世界とそこで暮らす
すべての人々とその命のすべてを愛する
ことを意味するのだはいここで留めます愛
の概念が一気にスケールアップいたしまし
たどうやら from が伝えたい愛する
という事は特定の人間だけを大切にすると
いった態度ではなく地球全体人類全体に
向けられた広くて深い愛情
すなわち博愛であるということが見えて
まいりましたその上で from は次の
ように続けます愛とは対象によって
さまざまな種類がある例えば ui これ
は自分以外の人の家人生をより良いものに
したいという願いのことであるあらゆる愛
の根底にあるものである聖書にはこんな
言葉がある何字のごとく汝の隣人を愛せと
つまり私が入っている ui とは正に
この言葉の通り
人類全体に対する愛などだそして ui の
根底にあるのは私たちはただ1つという
意識である才能の違い知性あ知識の違い
そんな表面的な違いなど取るに足りなり
実技小さな話だ無力なもの貧しい者よそ者
こういった自分に何一つ利益をもたらさ
ない人を愛せるかどうかが肝心なのだ次に
母親の子供に対する愛母性愛について
述べよう母親の愛は無条件だ母の愛を得る
ために子どもがしなければならないことは
何もない強いて言えば生きているという
ことそして母親の子どもであるというその
事実だけだしかし母性愛の真価が問われる
のは無力であどけない幼児期ではなく
子どもが成長を遂げた時なのである
出来合いのあまり自分の手から離れて行く
ことを嫌がったり自分の支配欲や所有欲を
満たすための玩具のように扱ったり心配し
すぎて黙って見守れなかったりしている
ようではいけない本当に愛情深い母親は
子供ガスだあっていくことを耐え忍び
ながらそれを望み後押しできる人なので
あるはいここで留めます愛には恋愛だけで
はなくいうは一歩性愛といったいろんな形
の愛がありますとただ一番大切な愛という
のはいうはいつなわち人類全体に対する愛
なんですよというお話でしたまた母性愛の
進化は幼少期ではなく成長期に試されると
ありましたが本書によれば母性愛が失敗し
やすい主な要因には人間特有の
ナルシシズムがあるといいます
ナルシシズムというのはすごく簡単に言い
ますと自分の興味や関心のベクトルが常に
自分に向いている状態のことだとイメージ
してください例えば母親がナルシシズムに
ハマってしまうと我が子を一人の人間とし
てではなくて自分の所有物として欲望の
ままに溺愛したりいつまでも自分の手元に
置いておき違ったりあるいはよう上記の時
だけ特別な愛情を注いだり要は相手のため
ではなく
分のために愛するという態度をとって
しまうのです一方本当に愛情深い母親は
ナルシシズムを克服した人ということに
なりますつまり我が子で所有欲や支配欲を
満たすこともせず自分の子供の成長時期に
応じて愛情の深さを変えることもせず子供
が巣立っていくことを耐え忍びながらよる
今で送り出せるそれが本当に愛情深い母親
なんだと from はそのように説いた
わけですそしてもう一つ重要な愛のかたち
に自分への愛自己愛というものがあります
私たちは自分を愛して生きていいのかそれ
とも自分への愛を抑えながら生きるべきな
のでしょうか非常に気になるところです
さっては続きを見ていきましょう最後に
挙げるのが自分自身に対する愛情すなわち
自己愛である西洋思想では他人を愛するの
は美徳であるが自分を愛するのは罪だと
いう考えが古くから残っているしかし他人
への愛と自分への愛はどちらかを選ば
なければいけないという考え自体そもその
間違っている繰り返しになるが一人の人間
を愛するということは人間そのものを
愛するということなのだしたがって自分
自身もまた愛すべき対象となり得るので
あるしかし他人に興味がなく自分の利益
ばかり考えている利己的な人間の目に余る
自己愛はまさしく罪ではないかとそんな
疑問を持つ者をいるだろうだが利己的で
あることと自分を愛することこの2つを
同じものだと思ってはいけないむしろ両者
は正反対の関係にあるのだつまり自分の
損得ばかり考えている利己的な人間は自分
を愛しすぎているから利己的なのではない
自分をまったく愛することができないから
利己的なのだ当然ながらその人は不幸で
あるどれだけ自分を愛しているように見せ
ていても愛せない自分を悟られないよう
必死でごまかしもがいているのであるはい
ここで留めますなるほど利己的な人は自分
が大好きで仕方がない人ではなくて実は
自分を愛せない人なんだという興味深い
指摘がありました要するに理想の自分と
現実の自分とのギャップを受け入れること
ができずその埋め合わせとして自己中心的
な態度をとって自分を守ろうとしていると
いうわけですただ一つ目のテーマで見てき
ましたように愛することができる人は
与えることのできる人で心のベクトルが
自分ではなく自分以外の外側に向いている
ことが愛することの前提条件となります
従ってベクトルが常に自分に向いてしまっ
ている利己的な人は自分を愛することが
できないだけではなく自分以外の誰かの
こともありすることができないという負の
ループにはまってしまうのですですから
from はそんな自分で自分の首を絞め
てしまっている利己的な人不幸な人なんだ
と会われるように行ったわけですそして彼
はまた次のように続けます今日の社会では
神の愛はほぼなくなってしまった ui も
母性愛も恋愛もあらゆる愛が偽りの愛に
変わってしまったはた日立が生きるこの
資本主義社会ではロボットや機械の部品の
ような人間飽きることなく消費をしたがる
人間他人の影響を受けやすく行動が予測し
やすい人間が求められるゆえに現代人の
多くは人間というよりも商品に近いと
いえるその証拠に見てみるがいい誰もが
自分の時間やエネルギーを使うことを
まるで投資のように考えるようになって
しまったそれだけではない人間関係も本質
的に阻害されたロボット同士の関係のよう
な個人は集団からはみ出さないよう思考も
感情も行動も周りの人間たちの顔色を見
ながら暮らしているしかしそんな努力も
むなしく私たちはミラ孤独だ誰もが心の
どこか不安や罪悪感を抱えながら生きて
いるそして社会はそんな人々の心のうちを
見透かしているかのように様々な鎮痛剤を
与えている機械化され完全に手順が決め
られた仕事
画一化された音や映像の
エンターテイメント人間たちはこれらに
よってつかの間の休息を与えられ自分の心
の奥底に潜む不安や孤独から目をそらす
現代人にとっての幸福とは何かそれは
楽しいということに他ならない楽しいと
いうのはつまり何でも手に入り消費できる
ということだ商品映像料理酒タバコ人間
たちはそれらを片っ端から飲み込み消費
する世界は私たちの消費欲を満たすための
いわば巨大な果実のようなものだそこに皆
が一斉にかぶりつき限りない希望を抱き
ながらえいえんに絶望をしている私たちは
交換することや消費することに慣れきって
しまった物質的なものだけではない精神的
なものまでもが交換と消費の対象となって
いるのだはいここで留めますなるほど
from は愛の歪みや喪失をすべて個人
の責任として片付けたかったわけではなく
みんなで考えるべき社会問題として捉えて
いたというわけです確かに愛するという
ことがもし誰にとっても簡単なことである
ならば世の中はとっくに愛に満ちた世界と
して完成されているはずですしし実際は
そうはなっていないしむしろ消えかかって
いますとじゃあなぜそうなっているかと
いえば今日の資本主義社会が愛の崩壊に
拍車をかけている一因になっているのです
と from はそのように主張したの
ですこのように彼は愛がいかなるもので
ありなぜ今こそそれを学ぶ必要があるのか
ということを押す稚拙と語り次に最後の章
デー愛の技術を習得するためのレッスンを
始めるというわけでさーお待たせしました
では最後3つ目のテーマ会いするための
トレーニングに進んでまいりますでは行き
ましょう愛の技術を習得する上で第一の
条件として挙げられるのが規律を守ると
いうことだ愛の技術にせよどんな技術に
せよ何らかの技術を習得したいのなら気分
が乗っている時だけやるという考え方を
改める必要が規律を身につけるなんて簡単
だそんな風に安易に考えてはいけない
あなたの仕事終わりの光景を想像してみて
ほしい一度家に帰ると自制心は嘘のように
失われダラダラと怠けたいという気持ちに
襲われないだろうかあえて聞こえのいい
言葉を使えばリラックスしたいという
気持ちがおそらく沸き起こってくるはずだ
怠けたいだらだらしたいこの願望はあなた
が普段きっちり決められた時間に仕事に
従事しているその反動である毎日8時間
自分の目標のためではなく自分の意志でも
なく決められたやり方で働くことが矯正さ
れているからその反動で怠けたくなるので
あるしかし本当に規律を身に付けたければ
外から押しつけられた規則にいやいや従う
ような訓練をしてはいけない自分の意志と
してそれをやっているのだと楽しみながら
その生活に自分を慣らしていくその結果
その習慣なしでは物足りなく感じられる
よう自分を仕向けることが大切だはいこれ
止めますなるほど要するに自分との約束を
守る習慣を身につけることこれが愛の技術
を習得するための基本姿勢となるわけです
ただ嫌なことにずっと耐えて根性を磨き
なさいと言っているのではなく自分で決め
たルールをゲームのように楽しみながら
守っていくそんな工夫をしながら身に
つけることが大切であるというお話でした
では続きを見ていきます第2の条件は集中
であこれが技術の習得に必要であること
もはや説明不要だろうところが今日の社会
では誰もがマルチタスクをしているせいで
注意力が非常に3万だでは一体どうすれば
良いのかここでは2つの対処法を紹介
しようまず1つが1人でいるトレーニング
を積むということだ具体的にはリラックス
して椅子に座り目を閉じて目の前に白い
スクリーンを覆ういう食べるそして集中を
妨げる映像や雑念をすべて追い払い自然に
呼吸を行うのだこの時は呼吸について
考えるのでもなく無理に呼吸を整えるので
もなくただ自分自身を感じながら自然に
呼吸をすればいいこれを毎朝と寝る前に
最低20分づつ続けるといういいだろう
そして2つ目が一つの行動だけをすると
いうことだ例えば音楽を聴く時も本を読む
ときも人と付き合うときも何かをしながら
ではなくそれだけに自分の意識を集中さ
せるのだ特に人間関係においては相手の話
をよく聞くことがポイントになる会話に6
に集中せず相手の話を聞くふりをして自分
の話す内容ばかり考えていてはいけない
集中して耳を傾けることを心がけるので
ある第3の条件は忍耐だどんな物事であれ
何かを達成するためには忍耐が必要である
すぐに目に見える結果が欲しい早く答えを
教えてほしいと焦る態度は禁物だ地に足を
着け一歩一歩進んでいく覚悟がなければ
どんな技術であろうと到底身につけること
ができないただ現代人にとって忍耐強さを
身につけることはとても難しいことだなぜ
なら今の産業システム全体が忍耐とは真逆
のものすなわち速さを求めているからで
ある乗り物3世4世さん機会にせよ台1に
従事されるのは速さであり2倍早ければ2
倍優れていると考えられているそして
私たち人間に関して言えば何事においても
テンポよくスピーディーに進んでいかない
と時間や何かを失いなぜか損をしている
気分にさせられているのでやそんなときは
落ち着いて懸命に歩こうとしているよう塩
いるといい転んでも転んでも決してや夫婦
せず少しずつ上手くなってついは転ばず
歩けるようになる自分にとって大切な技術
を追求したいのなら幼児に戻ったつもりで
忍耐強く取り組んでいくしかないとだ最後
の条件は習得しようとしている技術に対し
て最大限の関心を抱くことであるどんな
技術であれ自分がそれ自体に強い興味や
関心がなければ決して身につけることは
できない自分の生活の全てを捧げるくらい
の強い想いが必要なのであるはいこれ止め
ます話をまとめますと自分との約束を守り
抜く自制心ひとつの物事に取り組む集中力
成果を競らず地道に前に進んでいくん忍耐
力習得したい技術への強い興味関心以上4
つが愛する技術を習得するために必要な
要素でありさらにこれらは仕事や人間関係
といったあらゆる技術に通じるものである
というお話でした要するに普段の生活面
から大分要素を着たあえていくことが愛の
技術習得の第一歩であるというわけです
そして from は今の内容をベースに
した上で愛する技術を習得するために必要
な特質について次のように語りますでは
これから愛する技術をマスターする上で
特に重要な力について語っていこうまず一
つ目に挙げられるのが気関力であこの能力
は人間や物事自分の主観と切り離し
ありのままに見る力のことだしかし
ナルシシズムの傾向が強い人物事を客観的
にとらえることが苦手である例えば私が
できることは相手もできる私にとって
嬉しいことは相手にとっても嬉しいことで
あると自分の主観で捉えたぼろこそが現実
だと思い込んでしまうのだもしあなたが
愛する動力を身につけようと思うならば
ナルシシズムの真逆の関係にある客観力を
身につけそれを克服しなければならない
客観力は理性によって支えられ理性はまた
謙虚さによってささえられているしたがっ
て常日頃から自分は何でもできるといった
思い込みを捨てあらゆる物事を感覚では
なく理性を働かせて捉える必要があるのだ
そして2つめが敏感さである自分自身を
客観的に眺めるにはやはり鈍感ではいけ
ない自分の疲れや苛立ちといった変化に
素早く気づきその原因を探り当てる敏感さ
が大切なのだこのピン監査を身に付けるに
は普段から内政をすることを勧めたい自分
の心や体に少しでも異変を感じたらそれを
放置するのではなく自分の内なる声に耳を
傾けその原因を探るとよいだろうまた
あらゆる時代の優れた文学や芸術を敏感さ
を養ってくれるものである現実世界におい
て成熟した人間の精神に触れることは
難しいことだだが作品を通してであれば
それを学び取ることができるどんな姿が人
として本当に健康で美しい姿かを知って
おけば自分の身に起こっている異変にも
すぐに察知することができるだろうそして
3つ目が信念である私の愛は信頼に値する
私の愛は他人の中に愛を生むことができる
このように自分の愛に対して信念を持ち
さらには他人の可能性を本気で信じること
が愛する能力を獲得する上で重要な要件と
なる特に子どもを健康的に発達させるには
親教師といったその子にとって重要な立場
にいる人物は本気で彼ら彼女らの可能性や
未来を信じてやらねばならな教育とは
すなわち子どもの未来を信じそれを助ける
ことだその c因縁があるかどうかが教育
と洗脳の違いなのであるまた人を愛する
ことは何の保障もなしに行動を起こすこと
だこちらが愛せばきっと相手の心にも愛が
生まれるはずだという希望に全身を委ねる
ことだ愛とは新年の行為であるわずかな
信念しか持たない人間はわずかにしか人を
愛することができないのだそして最後4つ
目が能動性である能動的であるということ
は自分の力を生産的に用いるということだ
つまり一日中だらだらと過ごしたりずっと
誰かから何かを受け取ってばかりで
溜め込んでばかりいる生活を避けること
これが愛の技術の修練にとって欠かせない
上限の一つにな愛するには精神を集中させ
意識を覚醒させ生命力を高めなければなら
ぬ普段の生活が受け身で非生産的であれば
ありにおいても生産的にはなれないのだ
はい心止めます簡単にまとめますと愛する
という技術を身につけるためにはまず自制
心集重力忍耐力技術への興味関心といった
愛の技術習得の土台を作ることその上で
客観力敏感さ新年能動性という要素を磨い
ていくことが大切なのだというお話でした
つまり愛する技術はマニュアル本を読んで
サクッと身につける類のものではなく今
挙げたようなことを職場学校
日程度いったあらゆる日常の中で意識的に
実践していくことでようやく対独できる
ものであるというわけですさあここで本書
の紹介はおしまいですが全体を通してどう
でしょうか愛するという事は途方もなく
険しい道であるということもまたそれを
体得するための努力の方向性もなんとなく
イメージいただけたのではないでしょうか
ただそれを本当に実践できている人なんて
いるんですかと疑問に思われた方も中には
いらっしゃると思います実はこの
チャンネルでは今 from がといた
愛するということを模範的に実践した人を
過去に取り上げておりますさあ誰だか
わかりますでしょうかちなみに from
とほぼ同じ時代を生きた人物になります
そうです正解はマハトマガンディ愛の力に
よって祖国を独立に導いたインドの英雄
です彼の代表作獄中からの手紙にも会いに
関する記述があるのですが最後にその一部
を抜粋してこのまま動画を終えたいと思い
ます前回紹介したガンディーの人生を少し
振り返っていただきつつ彼の言葉を聞いて
みてください prom がどんな信念を
持って本性を書いたのかおそらく感じ取っ
ていただけると思いますでは行きましょう
愛とは一般的に思われているほど単純でも
なければ体得が容易なものでもありません
愛の道は綱渡りをしているかのような集中
力が要求されますそのため心にごくわずか
な隙があってもたちまち地上に転落して
しまうのです絶え間ない努力はもちろん
終わりなき苦痛と果てしない忍耐を覚悟
する必要がありますしかしそれによって
私たちは生きとし生けるものが自分の友で
あることを知り自分の果たすべき務めと
謙虚さを学ぶのです愛の道を進むものは
どんな邪念も嘘も肉家にも持ってはなり
ませんまた皆が欲しがるものを一人で
溜め込んではなりません愛とは私たちに
とって最高の務めです一切の執着を
断ち切り力の限り理想に向かって進んで
いくのですはいというわけでエーリヒ
フロムの愛するということ以上でござい
ますいかがでしたでしょうか大変塩多くの
リクエストをいただいていた作品の一つ
だったんですが確かに人に薦めたくなる
ような素晴らしい内容でございましたへ
from の代表作自由からの逃走
そして最後に触れましたがガンディーの国
中からの手紙こちらも本作と同様たくさん
の人に知っていただきたい名著です参考
までに動画概要欄に貼っておきますのでお
時間なときにチェックしてみてください
この動画が面白かった参考になったという
方は公表がコメントなど頂けますと嬉しい
ですねたチャンネル登録もよろしくお願い
致しますではまた次の動画でお会いし
ましょうありがとうございました
[音楽]

この記事を書いた人