【名著】人口論|マルサス 伝染病の次にやってくる、最悪のシナリオとは?

 

 

パイドも阿波たのです本日はイギリスの
経済学者マルサスの人口論を紹介いたし
ますどんな作品かといいますと何人類には
決して逃れられない危機が訪れると予見し
た古典的名著です特に食料危機や貧困格差
といった社会問題に関心のある方自分の
将来が不安で仕方なく未来を悲観している
方努力して自分自身を変えたいと覚悟を
決めている語りぜひ手に取っていただき
たい一冊です現代はテクノロジーの進化に
よって取り巻く環境が複雑さを増し将来の
予測が困難であることからぶーか時代と
呼ばれていますさらには新型コロナ
ウイルスの流行
地球温暖化に伴う技巧変動や異常気象
台風や地震といった災害など予測が困難な
事象が相次いで起こっていますそのような
中先行きが見えず不安を抱えている方も
いれば逆に今の状況をチャンスととなえ
未来に希望を抱いている方もいらっしゃる
のではないでしょうか実はマルサスが生き
た約200年前のヨーロッパ
伝染病
基金革命といった予期せぬ出来事が頻発し

安定な変動期の中にありました当時の人々
は人類の未来を悲観するものと楽観する
ものとに二分されまさに今日と似たような
様相を呈していたのですそこで今回は激動
の時代に産声を上げた人口論という古典
作品を通し先行きの見えないこのぶーか
時代を乗り越えるためのヒントを皆さんと
一緒に探っていきたいと思いますそれでは
参りましょう飛ばすロバートマルサス人口
論さあまずはこの動画の全体像からお示し
いたします初めに背景知識として著者と
作品の時代背景について簡単に紹介しその
後本書の内容を決して逃れられない自然
法則
マルサスの人口抑制戦略
伝染病の次にやってくるものこの世に悪が
存在する意味いという3つのテーマに分け
て進めてまいりますそして最後にオン
ラインコミュニティレベルの3期募集が
始まりましたのでそのお知らせを挟んで
動画を終えたいと思うますさあでは早速
背景知識から見ていきましょう飛ばす
ロバートマルサず彼は1766年イギリス
のサリー州で父ダニエルマルサスの次男と
して生まれましたダニエルは弁護士植物学
者農場経営者そういったさまざまな顔を
持つ知識人であり哲学者のちゃんジャック
ルソー
デイヴィッドヒュームとも親交がありまし
たマルサスはそんな父から熱心な教育を
受け
1784年イギリスの名門ケンブリッジ
大学に入学し主に数学や文学など学んだと
言われていますそっ両後は自宅から数キロ
離れた町で牧師として活動する傍ら
ケンブリッジの特別研究員として学問を
続け
1798年32歳の時に深坑老を発表し
ます18世紀後半のイギリスといえば産業
革命の時代ですこれによってき開花が進み
生産性が向上し社会の構造は大きく変わっ
ていくわけですが具体的に何がどう変わっ
たのかを簡単に説明いたします当時
イギリスではインド産のやすい綿織物が大
流行しており国内の毛織物業者は利益を
出しづらく厳しい経営状況に置かれてい
ましたそこでイギリス議会は国内産業を
保護するという名目でインド産の安価な綿
織物の輸入を法律で禁止しますこれを
きっかけにイギリスでは原料である綿花を
輸入し国内産の綿織物をたくさん作りなん
とか経済を回復させようと努めますところ
が国内生産ではどうしても労働コストが
高くつくため利益を出しにくいという問題
点がありましたそこで彼らは機械によって
大量生産を実現し労働コストを抑えれば
いいという着想に至り次々の紡績機を開発
そして長時間かかっていた伊藤紡ぐ作業の
効率化に成功しますさらに1769年
ジェームズワットによって蒸気機関が発明
されるとエドモンドカートライトがそれを
力織機として発展させますこれによって
伊藤紡ぐさ量だけではなく布を織る作業
までも簡略化されイギリス国内の綿工業は
飛躍的に発展していきましたその後蒸気
機関は製鉄業や交通機関にも応用されて
いきやがてイギリスは世界の工場と称さ
れるほど高い生産力を持つ経済国家へと
発展していったのですそして18世紀の
後半のヨーロッパといえばイギリスの王と
なりフランスでも巨大な革命が起こってい
ましたそれが皆さんよくご存知のフランス
革命ですこれによって貴族や聖職者たちが
牛耳っていた従来の社会が破壊され
ブルジョアジーと呼ばれる商工業金融業で
成功した者たちが権力を握る新たな社会や
と変貌を遂げていくことになります革命の
中心を担っていた市民たちは自由や平等お
酒エビあらゆる牽引を崩壊させました
しかしそれによって200万人以上もの
尊い命が失われたと言われています
いったい何が
当時のフランス国民をここまで熱狂させて
いたのでしょうかその最大の要因の一つが
犠牲信奉です
つまり人間の理性にできるないことは
何もない
食糧問題も貧困問題もどんな社会問題も
すべて人間の理性で解決できるそのような
理性新報が人々の心を支え
活動の原動力になっていたのですそして
新たに誕生した革命政府は紙の代わりに
理性の数配合しすすめカトリック教会が
保有していた土地や財産などを募集したり
建築物装飾品製造などを破壊したり
キリスト教社会からの脱却を図りました
このような理性新報主義は当時産業革命で
盛り上がっていたイギリスにも波及して
いき多くの人々に希望を与えあいました
そんな中人間の理性を過剰に信頼し完璧な
理想社会をつくれるという発想自体傲慢な
思い上がりであると待ったをかけた人物が
いましたそれが本日の主人公マルサスだっ
たのですそこで彼は人口という誰にとって
もイメージしやすいテーマから問題提起し
理性中心の進歩主義にブレーキをかける
ため
1798年人口論を発表したというわけ
ですさあここまでよろしいでしょうかそれ
では以上の点を踏まえた上でいよいよ本書
の中身に入って行きたいと思いますひとつ
目のテーマは決して逃れられない自然法則
ですでは行きましょう
我々は今人類の未来を左右するほどの重大
な局面に差し掛かっているこれから人類は
あらゆる改善を繰り返しもっと
スピーディーにもっと良い方向に進んで
いくのかそれとも幸せと不幸せの間を
えいえんにさまよい続けてどんな努力も
無駄に終わってしまう運命なのだろうか
多くの人はこの苦しくて不安な状態を早く
解消してほしいと強く求めているに違い
ないまさに私もその一人だ人間や社会が
今後もよりよく改善され完成形に近づけば
どんなにいいだろうと願っているしかし
残念ながら人類にそのような未来がやって
くることはないだろう
なぜならそこには我々が決して乗り越える
ことのできない壁受け入れなければなら
ない自然法則が働いているからである私が
筆を執ったのはその難関とはいかなるもの
かを知ってほしいからなのがもちろん私は
そんな世界がやってくることを喜んではい
ないいつの日か我々の子孫たちがその壁を
完全に打ち砕き未来に希望の光をもたらす
ことを信じ願っているのであるでは気論に
入る前に2つの前提を挙げておこう第一に
食料は人間の生存にとって不可欠である
こと第2男女間の性欲は必然でありほぼ
現状のまま将来も存続することである今
挙げた2つのことは人類の普遍法則であり
偉大な神の力が働かない限り今後も変わる
ことはないだろうはいここで留めます
なるほど人類の未来は毛頭しようもない
これがマルサスの主張です何とも悲観的な
考えですがそこにはどうしても避けがたい
事前の法則が根拠としてあるようですその
自然法則の詳細についてこれから論じられ
ていくわけですがそのための目線合わせと
して人間の食欲と性欲は不滅であるという
前提が挙げられましたこの前提が正しいと
した上で彼は次のように結論付けますでは
今の前提が承認されたものとして私の意見
をみなさんに端的に伝えたい
それは人口は何の抑制もなければ
等比級数的に増加するが生活物資は等差
級数的にしか増加しないということである
廃校れ止めるますマルサスの人口論におい
て最も有名なフレーズはここになります
人口は何の抑制もなければ等比級数的に
増加する生活物資は大砂丘数的にしか増加
しない一見難しいことを言っているように
聞こえますが実際はそんなに難しくあり
ません要するに人間が増えていく力と食料
が増えていく力この2つの力を比べたとき
に明らかに人間の数が増える力の方が
上回っていますよねとなぜなら人間の数は

4816というように掛け算的に増えて
いくけれどもそれに対し食料は
1234というように足し算的に増えて
いくものだからなんですよとおっしゃって
いるわけですではなぜマルサスは食料を
爆発的に増やすことはできないとか考えた
のでしょうかその大きな要因として挙げ
られるのが収穫逓減の法則ですこれは一定
の土地からの収穫量は労働量に比例せず
やがて労働量を増やすほど1人当たりの
収穫量は減ってきてしまうという経済学の
考え方のことをいいます例えばいっ体の
土地を10人で耕し中の作物を得ていたと
しますこれを今の10倍の労働量の100
人で耕したら100の作物が得られるかと
いえばそうはなりませんとむしろ60とか
70くらいしか収穫できず1人当たりの
収穫量は減ってしまいいますよねというお
話ですたしかにどれだけ人材を投入し農
機具を改良し肥料をたくさんばらまいたと
してもそもそも土地の広さには限界があり
ますしたがって工業製品のように生産性を
高めて爆発的に食料を増やすことは難しい
と言えますもしマルサスの主張が完全に
正しいとするならばいずれ人口あたりに
必要な食料が足りなくなり人類は時間の
問題で飢餓にさらされてしまいますしかし
問題はそれだけではありません食料の需要
に対し供給が追いつかないということは
当然のことながら食料価格の高騰を招き
ますさらに人口が増えるということは労働
者の数が増え労働者があります労働者が
余るということは労働者一人あ形の賃金の
低下にも繋がりますこうなっていきますと
食料そのものがなくなるという問題だけで
はなく食料があったとしてもお金がない
から買えないといった問題も同時に発生
する恐れがあるのですその上でマルサスは
次のように続けます人口と食料の伸び率は
異なっていでもいずれ両者のバランスは
保たれるなぜそうなるかといえば生存の
困難が人口の増加を絶えず抑制するからで
ある何人類には避けられぬ貧困が訪れ悪徳
がはびこることだろうどれだけ人間が理性
を働かせようと無駄である人間の増え
続ける力と土地の生産力この両者の間には
明らかに釣り合いが取れていないが自然の
法則はその均衡を保つように働いている
それこそが人類に横たわる難関でありそれ
以外の問題はすべて取るに足らない小さな
ものであるすべての生き物を支配するこの
法則の重圧からどうすれば人間は逃れ
られるのか私は知らない
はいここで留めますなるほど人間は食料が
ないと生きられないので何人類は飢餓に
さらされ大量の死者が出てそれによって
人口が最適化されるというなんとも
恐ろしい話でございましたこのように
マルサスはまさに終末論のような理論を
発表したわけですが実際はどうでしょうか
人口論が出版された
1798年当時はまだ農業の機械化すら
実現していませんでしたがそれから約
200年の間に人類は科学技術を大きく
進歩させ農業の生産性も著しく向上しまし
たその結果数字だけを見れば例外地域は
あるもの年々右肩上がりとなっている世界
の食料需要に見合った供給はできていると
いうのが現状かと思いますそのため人口は
何の抑制もなければ等比級数的に増加する
が生活物資は等差級数的にしか増加しない
という彼の主張は今日では否定さ通称
マルサスのわなと呼ばれていますとなり
ますとじゃあ現代人であるわれわれが人口
論も読んだところで意味がないのではない
かとなりそうですが実はそうではありませ
ん人口論に限らずこういった古典作品に
おいて重要なことは結論や内容そのもので
はなくそこにある作者の問題意識や思考
プロセスにあります確かにマルサスの主張
は幸いにして当てが外れたと言えますが彼
が指摘した人口増加食糧危機キンコンと
いった問題は21世紀においても完全に
解決に至っていないテーマなのです国連
人口基金の予測によれば2050年には
世界の人口は97億人に到達すると言われ
ていますそんな中かつてない伝染病や災害
などをきっかけに歯車が狂いマルサスが
懸念していた状況に近いことが起こる可能
性はゼロではありません新型コロナ
ウイルスが世界中に蔓延しこれほど長期化
することを誰も予想できなかったように
未来は何が起こるか分からないのですです
から200年前人類の行く末を誰よりも
悲観し危機感を持っていたマルサスの思考
プロセスを辿っておくことは今日において
も大変意義のあることだといえるわけです
ではもし仮に世界の人口が食料の生産量を
上回るほど増え続けていくとしたら私たち
はどんな対策をとるべきなのでしょうか
さあでは2つ目のテーママルサスの人口
抑制戦略
伝染病の次にやってくるものに進んで行き
たいと思いますでは行きましょう
g人口増加を抑制するためには予防的制限
等積極的制限という大きく2つの方法が
ある近代ヨーロッパのすべての国で人口
増加が緩やかなのはこれらの抑制が働いて
いることが真の要因なのであるはいここで
留めます
マルサスは人口増加が言ううやかな地域の
要因を分析した上で人口抑制をするために
は予防的制限と積極的制限という2つの
アプローチがあることを示しましたでは
順番に見ていきますまず予防的制限という
のは事前の計画によって人間の数を意図的
に抑制し出生率を下げることを意味してい
ます例えば晩婚化を進めたり出産数に制限
を設けたりするような政策が該当します
これ以外にもどうお得的抑制といって自分
には家族を養うことができるほど経済的
精神的余裕が無いと思ってもらい独身者を
増やすこともまた人口増加の予防策として
起動するといいます当然のことながら
子どもを育てるには食費や教育費などそれ
なりにお金がかかりますたりは自分自身の
時間を捧げなければなりませんそんな中
明らかに家族を養えるほどの経済的余裕が
ないあるいはその覚悟は全くないにも
かかわらずただ情欲に任せて子供を
もうけることは道徳的に良くないことで
あるまた子どもや親だけではなく社会全体
にとってもあまり幸福な選択ではないので
避けるべきであるといった考え方が広がっ
ていけばそれは人口の自然増加の抑止策と
して機能することになるわけですそして
もう一つ積極的制限とは何なのかと言い
ますとこれは地球上における人類の死亡率
が上がることによって人口が減少すること
を意味しています例えば大きな戦争災害
基金伝染病などによって死者が増えそれが
結果として人工大抑制につながるという
ものです今挙げた積極的制限の中で
マルサスが最も恐ろしい手段であると指摘
しているのが基金です彼は人類の歴史を
振り返りながら
どのようにして基金が訪れるかについて次
のように語っています人類は全員が天寿を
全うするということはなく何らかの形で
早死にすることになっているまずは戦争を
始めとする人間同士の命の奪い合いこれが
人口減少に拍車をかける第一のものである
こういった人間の本性に備わった悪徳が
人口を減らす機能を果たしているのだが
それが不十分であったとき次に現れるのが
伝染病である
これによって数千数万の人命が失われ人口
増加に対し強いブレーキがかかるしかし
それでも成果が得られない場合ついに自然
はもうもっとも恐ろしい最後の手段を
講じるそれが大飢饉である基金は我々の
背後からゆっくりと近づき強烈な一撃を
与える
そして人口を世界の食料と同じレベルに
まで押し下げるのである人類の歴史を
ひもといてみるとあらゆる時代において次
の命題がん成り立つことに気づくだろう
すなわち人口の増加は食料によって必然的
に制限されるそして人口増加の大きな力を
抑制し実際の人口
食料と同じレベルに保たせているのは新婚
と悪徳なのである
はいここで留めますなるほど人口抑制とし
て働いているものは戦争災害基金と様々
ありますとただこれらすべての事象に
関わっているのは人間の本性として備わっ
ている悪徳と社会に存在し続けている貧困
なのですとつまり悪徳の貧困があるから
こそ地球上の食料と人口のバランスが保た
れているんだとおっしゃっているわけです
となりますとマルサスは人間の悪徳も世界
の貧困もどうせなくならないし世の中に
必要なものだと考えているのでしょうかだ
としたら彼は非常に悲観的なげー現実主義
者ということになりますが実はまさにその
とおりなのです背景知識でも触れましたが
マルサスが生きたのは産業革命によって
社会が大変栄えた時代であり当時の
イギリス人たちの多くは人類の未来を楽観
的に見ていましたそんな大衆の思想に影響
を与えたと言われているのが政治評論家の
ウイリアムこと日彼は典型的な楽観主義者
で時間の経過とともに人間も社会も進歩し
ていきいずれは夢のような理想社会が到来
すると唱えていましたこれに対しマルサス
は人々が目の前の現実から目をそら c幻
のような未来に希望を見いだそうとして
いると強い危機感を抱き人口論の中で
ゴドウィンも徹底的に批判するのですさあ
それでは最後3つ目のテーマこのように悪
が存在する意味に進み彼の主張の続きを
聞いてみたいと思いますではいきましょう
v 動員が提案する社会それは平等で
美しくて魅力的なものである自己愛では
なく博愛によって社会が動きそれによって
導かれるまさに究極の世界だその美しい
構造を眺めると歓喜と賞賛の感情が抑え
られずその実現の時が心から待ち遠しい
行く思えてくるしかし悲しいことにその時
はえいえんに来ない我々が現実に目覚め
この世における人間の純然たる真実の姿を
直視すればそれらは夢であり創造力が生ん
だ美しい幻に過ぎないことに気づくはずだ
なぜそう言い切れるかといえば5度上の
主張の中には致命的なミスが存在している
からだそれは世界にはびこる悪徳や貧困の
ほぼ全てを社会制度のせいにしていること
である人類が貧しくなるの堕落するの今の
社会を動かしているシステムが悪いからだ
政治的な統制に不具合があるから悪いのだ
というのが彼の主張である確かに今の社会
の仕組みが全部悪いのだと言えばそれ
らしく聞こえるだろうしかし私に言わせれ
ばそれは物事を表面的にしか見ていない
浅はかな考えであるもしゴドウィンの主張
が事実であるただしいいとするのなら
この世から総ての悪を排除することが可能
ということになる彼によれば皆がミラー
理性の声に従って生きれば人類愛に満ちた
世界が訪れると言うがそれは間違っている
我々の社会を堕落させ陰鬱なものにする
暴力も嘘も新婚も忌まわしい悪徳もどうし
ても避けがたい状況の産物であり人間の力
では完全に制御できないのであるはいこれ
食べますなるほどつまり人間という生き物
の本質を考えれば悪徳も貧困も格差もない
ユートピア社会なんか実現するわけがない
のですときっとクリがなんとかしてくれる
とかきっとテクノロジーが解決してくれる
とか未来に期待してじっとしているのでは
なく地に足をつけて今目の前にある現実を
直視してくださいと主張しているわけです
当時のイギリスは琴民増加による社会不安
を抑制するため救貧法という制度が施行て
いましたこれは1531年に始まり何度も
快晴が繰り返され近代の社会福祉制度の
さきがけとなったシステムと言われてい
ますただマルサスは救貧法が立派な善意に
基づいて制定されたことを認めた上で全く
貧民救済の効果をなしていないと本書で一
通り横断しています具体的には全く働く気
がない貧困層にまで食糧配給をした結果
食料品の価格が上昇し真面目に働いている
人が損をする状況になってしまったこと
また救貧法による援助は貧困層の結婚を
促し
出生率を高め車界全体の貧困がより深刻化
する恐れがあることさらには一方的な援助
は庶民から節約と勤労の意欲をそぎ帰って
生きる力を奪ってしまう可能性があること
などを指摘しましたこのようにマルサスは
その場しのぎの救済は人類にとって逆効果
だと批判した上で人口の法則もそれによっ
てもたらされる貧困も悪徳もすべて
受け入れる以外にないのだと結論付けるの
です安定で英国な現実主義者なのだともし
かしたらそのように思われた方もいるかも
しれませんしかし本性最後まで読み進めて
いきますと彼がただ人を暗い気持ちにさせ
たり悲観させたりしようとしているわけで
はないということが見えてまいりますさあ
では続きを読んでマルサスのシーンを探っ
ていきましょう
本書で示した人工の法則は人類に多くの
害悪をもたらすがそれは完全に否定される
べきものではないかつてイギリスの哲学者
ジョンロックはこう言っている人生におけ
る活動に刺激を与えてくれるのは偕楽より
もむしろ苦痛であると将来食べていけるか
不安で仕方がない失敗したり恥をかいたり
することが恐ろしこういった害悪を避け
たいという気持ちが人間を努力させ成長さ
せてきたのであるそして生きることの厳し
さと前例のない異常事態が人の才能を開花
させ精神を育んできたのである悲しむこと
も苦しむこと人間にとってなくてはならぬ
ことだそれらは我々にやさしさや人間らし
さを教え世のため人のために生きようと
する心を育ててくれる人生の悲しみを知ら
ないままでいると何他人の心の痛みも喜び

まったく理解のできない人間になって
しまう私たちにとって特別な才能がある
ことより人間としての思いやりの心がある
ことの方がはるかに大切で尊いことなのだ
この世界で輝いている人をよく観察して
みるがいい社会で必要とされ活躍している
者たちはみな
た区別した技術や才能の持ち主だけだろう
かいやそんなことはない高い共感性を持ち
困っている人に手を差し伸べることの
できる人どんなときも優しさと愛にあふれ
ている生き方の美しい人このような人物
たちはただ生まれ持った才能に寄りかかっ
て生きている人よりも明らかに人間的
スケールにおいて上回っているのである
はい心ためます要するに人間にとって苦痛
とは行動を促し自ら進化するために必要な
刺激でありまた他社の悲しみや苦しみへの
共感力や思いやりの心を育てる際料理も
なるのですとだからこの残酷な自然法則も
悪徳や貧困が世界からなくならないことも
決して悪いことばかりではないというわけ
ですまるで生物の進化論のような話に
聞こえますが実はチャールズダーウィンの
進化論はこのマルサスの人口論から着想を
得ていると言われています彼は本書を読み
すべての生物は自然島たーーー生存競争と
いう残酷な環境の中で適合するように進化
していくそして勝ち残った結果として多様
な手が発生すると主張しましたつまり
マルサスの人口論はダーウィンの進化論に
も影響を与えた歴史的書物でもあり厳しい
現実社会の中で苦しみを乗り越え大きく
成長を遂げようとしている人のための人生
論でもあるのですさあというわけで本書の
最終ページに刻まれたマルサスの
メッセージを紹介し動画を得たいと思い
ますでは行きましょう
この世に悪が存在するのは絶望を生むため
ではない行動を生むためである我々はそれ
を耐え忍ぶのではなくそれをなくすための
努力をしなければならない悪を自分自身
からそして自分の力が及ぶ範囲から除去
しようと最大限の努力をすることそれは
すべての人間の利益であるのと同時に
すべての人間の義務なのであるたいという
わけで人口論以上でございますいかがでし
たでしょうか今日の社会問題から個人の
生き方に至るまで幅広い気づきを与えて
くれる作品でございましたご興味を持って
くださった方はぜひ手に取って頂ければと
思いますさーお待たせいたしましたでは
最後にブックコミュニティレベルの3期
募集に関するお知らせをさせていただき
ますこちらは昨年2021年9月に
スタートしたオンライン読書コミュニティ
になります全国津々浦々から読書を通じて
つながりを持ちたいという方が集まって
おりすでにオンライン読書コミュニティと
しては日本最大規模となっておりますまた
読書といい共通の趣味で人が集まっている
ということもありコミュニティ内にはいつ
も穏やかで平和な空気が流れておりとても
心地よい雰囲気があります人見知りの方も
システムが苦手な方もすぐに慣れて
いただけるようオリエンテーションをご
用意していますしさらには入会時には
バーディと言って手取り足取り教えて
くれるサポーターをつけることも可能です
純粋に読書が好きな人あるいは品という
共通点を通して豊かな人間関係を築きたい
という人にとってはきっと楽しくて
安らげる場所になるんじゃないかなと思い
ます今回の応募は2022年2月28日
までとなっておりますのでご希望の方は
動画概要欄からチェックしていただければ
と思います皆様のご参加を心よりお待ちし
ておりますこの動画が面白かった参考に
なったという方は高評価コメントなど頂け
ますと嬉しいですまたチャンネル登録も
よろしくお願い致しますではまた次の動画
でお会いしましょうありがとうございまし

[音楽]

この記事を書いた人